遠い昔の休日に、よく姉が自作していたのがこのたまごサンドです。 からわらでその光景を眺めておりましたが、 スキをついてタマゴマヨをペロリと舐めるのがなにより楽しみでした。
茹で卵をこしらえたら殻を丁寧にむき、 ボールに入れたら泡だて器を用いて丁寧につぶします。 マヨネーズとパセリ、塩少々を加えたらこれぞ「たまごあん」です。
食パンの耳を落としてバターを塗り、大人用ならば上からマスタードを上塗りします。
あとはパンの間にたっぷりたまごをはさみこみ、四等分に切り分けたらであがり。
卵焼きをはさんでみても楽しいですよ。 この画像は京都祇園の「切通し進々堂」さん風のサンドです。
たまたまテレビで見ましたら、なんでも50年前に考案されたサンドだそうで、舞妓さんからの「もっとボリュームある軽食がほしいおすなあ」というリクエストに応じて生まれました。
卵には一切味付けをせず、卵焼き鍋を使うでもなく普通のフライパンで丁寧に焼いておられました。
何度も練習してようやくカタチになりましたが、ムズカシイなんてものじゃありませんでしたよ(汗)。 まずフライパンを十分熱して油をうっすら引くんです。 すかさず火を止めたらそこへ溶き卵(2個分)を流し入れ、鍋全面に行き渡らせながら焼きはじめます。 まずは左右をたたんで、それから徐々に、奥から手前へ転がしたたみます。
耳を落としたパンを焼き、半分に切ってバターを塗り、卵をはさんだら上から楊枝で止めます。 フォークが付いているのはおちょぼ口の芸妓さんでもつまめるようにの配慮です。
カラシが嬉しいですね。
17/12/19