まずはシャリアピンステーキみたいに、ステーキ肉をすりおろした玉ねぎに漬けこみます。
一昼夜は寝かせておきたいところです。 するとウソみたいに、肉が柔らかくなるんです、玉ねぎは偉大でございます。
肉の玉ねぎをぬぐって、ステーキ肉へ真一文字に包丁を入れます。 要は厚みを半分にするわけです。
どうしてこんな事をするのかというと、口当たりを軽くするためです。 もうワシワシ食べれるようにするんです。 今回元の肉の厚みは2センチ弱で、 難なく半分にできました。 何せ肉が柔らかくなっている上、玉ねぎにより少し膨張してますからね。
たれは甘辛く、とにかく甘く作りたいところですそのほうがよく合います。
醤油とみりんと酒を同量ずつ鍋に入れ、火にかけます。
これをトロミがつくまで煮詰めますが、ウチではかなり甘めに仕込むため、みりんをどんどん注ぎ足します。 おたま4杯は追加しましたね。
完成したら火からおろして安置します。
是非炭火でいきたいところです、風味が断然違います。 肉を焼き焼き、両面が乾いてきた頃タレを塗りながら焼き進みます。
部位により、格好良い長方形の部分や、端っこの所があるかと思いますが、先に形の悪いほうから焼いたほうが良いものです。
理由は格好良いほうを丼の一番上に並べたいからです。 焼き加減はお好みでどうぞ。 このままつまみたくなりますしかし。
丼の三分の一の高さまでご飯をよそい、平らにならしまして、まず端っこ部分の肉を細切りにしてズラリと並べます。 そして上からタレを回しかけまして、
さらに上からご飯をかぶせます。 そうです、鰻のひつまむし的構造をしているのです!
今度は形の良い肉を細切りにして丁寧にご飯が見えなくなるよう敷きつめて、
仕上げに上からタレを回しかけます。 これにで準備完了、フタをしてしばらく蒸らしたほうが絶品です。
丼から各々器にとりわけ、勢いよく掻っ込みます。 もちろん山椒は合いますし、ひつまむし的に、 一膳目はそのままで、二膳目は薬味で、三膳目はお茶漬けで、なんてやってるヒマもなく無くなりました。
シャリアピン的肉を、ひつまむし的に食べるんです。
15/02/07