10連休という子育て世代にはたまったもんじゃない今年のGW、いかがお過ごしでしょうか。
私は昨日まで所用で東京におり、今ようやく帰郷し、ゆったりした時間を過ごしているワケですがところで今日は平成最後の日でありますね。
テレビを見てましても暮れみたいな番組構成で、最後の日をいかに過ごすかみたいな空気感があり面白いなと今日は少し早めに晩酌をはじめるか、なぞ計画しはじめておりまして、ひとまず目出度い雰囲気を出すならば日本人として海老でしょう、という気持ちを込めて本作のご紹介です。
この休日 BBQ する機会も多いかと思いますのでまずはコレ、お試しください絶賛されるハズですアチコチから。 まさに「海老料理の決定版」と表しても決して言い過ぎではありません。
この料理で一番重要なのは殻付きのしかも有頭の海老を用意する事です。 「有頭エビ売ってなかったし、殻付きだからマいっか」なんて妥協してはいけません決して。
「頭が有るか無いかそれが問題だ」
焼いていくうち頭からにじみ出てくるエキスこそカナメで、これがなければ単なる「焼きエビ」に成り下がってしまいますからどんな手を使ってでも、投資信託を解約してでも頭のついたままの海老をご用意くださるよう宜しくお願い申し上げます。
浅めの鍋が適しますね。
パエリアパンなんかイーですね。 まず鍋を中火にかけたら塩をパラパラ撒くんです。 うっかり油を引いてしまわぬようご注意を、素焼きです素焼き。 塩は粗塩、岩塩だとなお良しです。 塩の上へ海老を行儀よく並べていったら3分間、ただそのままじっと待つのです。
エビを返して今度は4分焼きましょう。
塩を撒いて3分焼き、返して4分焼くだけで完成する料理なんて素敵でしょ、誰でも作れます。
焼き上がり間近ともなれば、海老の香ばしい薫りが一帯を包囲するでしょう。 焼いているお父さんはいますぐにでも、クーラーボックスからビールを取り出してフライングしたくもなるでしょう。
どうかもう一息我慢してください。
7分以上焼いちゃうと、海老の瑞々しさが消えてしまいますのですぐ皿に盛りつけます。
そして空になった鍋には塩が残っているハズです。
これぞ伝説のエビソルトでありまして、エビからにじみ出た旨味がたっぷり染みこんだ驚愕の調味料なのです。
実は海老の鉄板焼きというよりも「エビソルトの作り方」として紹介した方がよいレシピではなかろうかと結構悩んだんです、作る人によって主役は違ってくるなと(笑)。
焼いた海老の上へエビソルトを散らし、できればその他の料理にも活用してほしいので全てを散らしてしまわずに温存し、あとはレモンを絞ってかぶりつくだけです。
まずは頭をもぎ取って、かぶりついてはチュッチュしてみてください。 絶妙な焼き加減ですからエキスがたっぷり口の中にほとばしるでしょう。
うっとり味の余韻にひたりながらも、今度は殻をむいて身にかじりつきます。 これぞ絶妙な火の通り加減……固くも柔らかくもないプリンとした焼き加減が何とも言えません。
19/04/30