「灯台下暗し」という他ありません。
「知らぬ店無し」と豪語できるつもりでいた、これまで散々飲み歩いてきた長崎思案橋にその店はありました。 その名も寿司割烹 松ふじ。
「なんでも地元の人でごった返しているらしいよ」と教えてくれたのは、皮肉にも関東の友人です。 取る物も取り敢えず暖簾をくぐりましたがこれは、素晴らしいお店です。
何よりお店の方々の雰囲気が良いのを皮切りに、接客が隅々まで丁寧です、突出しが美味しいです、大皿料理にホッとします、友人に強く勧められた「刺し盛り」 が高品質で値段以上のボリュームです、揚げ物もキチンと旨いです、そして人気メニューのヘルシー牛刺しがもう、これだけで赤霧島一瓶空けちゃうぐらい、肴として優れてました。
今日はその牛刺しを、松ふじさん風に仕込んでつまむ件です。
肉屋さんにて「タタキ用ください」と伝え入手したのがコチラです。 今回細々サシが入ってる肉質ですけど、これは好みで赤身等選びます。
目視で肉より余分な筋等探して取り除き、「小さめの薄切り」にしてチマチマ皿に並べます。 そしてこれにラップをかけて、冷蔵庫で冷やしておくのです。
なんでヒトカケラを小さく切るのかといえば、切り分けている時は「なんか小さくね?」と感じる大きさでも、いざつまむ時になれば「もっと小さめに切っておけばよかった・・・」と後悔するからです。 肉が大きすぎると舌にもたつく上、アッっちゅう間に一皿平らげちゃいますし小さく切るのが無難です。
小ネギ、それと同じ大きさに切ったキュウリ、大根おろしを肉の上から散らします。
御多分に漏れず、すりおろしたニンニクやショウガ、ワサビ等「このテにはコレ入れたら旨いんだ」という薬味群が思い浮かびますけど、まずはシンプルにこの健康を味わってみてください。
サラダ油、レモン果汁、塩を合わせてよく混ぜて、薬味の上から回しかけます。 油に関しても各種思い浮かびますが、まずはシンプルにサラダ油にてこの健康を味わってみてください。
大切にひとひらずつつまみ上げては、酌み交わします。
更新日:23/04/29
公開日:15/08/01