ウイスキーの味は、店の雰囲気、グラス、つまみによって違ってくる。
ウイスキーという言葉の語源「ウイスゲ・ベーハー」はケルト語系のゲーリック語で、フランス語の「ブランデー」、北欧の「アクア・ヴィット」と同じく生命の水という意味。 現代の味が完成したのは19世紀後半。
世界の代表的ウイスキー生産国は、歴史の古い順にアイルランド、スコットランド、アメリカ、カナダ、日本の五箇所。
イギリスのスコッチ、アメリカのバーボンは世界的に有名。 近年国産ウイスキーの人気もグローバルに高まっている。
穀類を麦芽で糖化して発酵させた後、蒸留して得られるスピリッツをオーク樽で長期間熟成して作る。 ウイスキーは様々な原酒をブレンドして造る。 原酒は不思議なもので、同じ材料を使い、似たような樽で均一な環境に貯蔵しておいても、長い年月のうちにひとつひとつの樽の個性が違ってくる。
もともとウイスキーはシェリー酒をつめたオーク材の樽で寝かせることになっている。 シェリー酒の残り香、味がウイスキーに染み付いて芳醇になる。
大麦から作ったモルト・ウイスキーに雑穀から作ったグレン・ウイスキーを混ぜ合わせて作る。 モルトは5、7、17年ものなどを少しずつ混ぜ、あるモルトからは香り、あるモルトからは舌触りをという風にブレンダーが調合する。
モルトそのものを瓶詰めしたウイスキー。 つまり、グレン・ウイスキーとブレンドしていないウイスキー。 ストレート・モルト、ピュア・モルト等とも呼ぶ。
ウイスキーを水で割るという悪しき習慣はどうやって生じたのだろう。 本来、強い酒の強い味と香りを楽しむべきものを薄めてしまうという考えが私にはどうしても納得がいかない。 その証拠に、ウイスキー工場の研究室では、ストレートによる味を吟味しているのである。 ストレートで飲んでもらいたいために十年も二十年も樽を寝かせているのである。
お酒は20歳になってから。 妊娠中や授乳期の飲酒は胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
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12/12/13