魚屋さんでかれいを見かけました。 「メダカカレイ」と立て札があります。
そういえば、平目を食べることはたまにあれど、 かれいを食べる機会ってほとんどない事に気づきました。 ここ数年、家でもお店でも食べた記憶がありません。
一枚298円とありますから高くはありません。 今晩の夕食にと五枚買ったら、なんと298円というのは100グラムあたりの価格だったのでした・・・総額いくらになったのかは、 気がめいるので書かないことにしまして調理開始です。
これが一枚298円と思いきや、100グラムあたり298円だったメダカカレイです。
なりふりはヒラメとよく似ておりますが、腹を手前になるよう置いたとき、左を向いていたらヒラメ、右を向いていたらカレイです(例外もあります)。
カレイの表面はヒラメと同様に、ヌメッとしていて小さなウロコがあります。 これを金だわしでやさしく丁寧にこすり落とします。
カレイを裏返して、腹の部分に包丁を入れて、ワタを引きずり出します。 もしも真子が入っていたら、それはとても旨いものですから中に戻します。
エラは表からのほうからが取りやすいです。
流水できれいに洗ってから、身に格好よく十文字の切り込みを入れます。 シュッと薄く切れ目を入れる程度でよく、今回ちょっと深すぎました。
ネギと薄切りのショウガを用意します。 煮付けにはつきものですね。
鍋にネギを並べ、その上にカレイを置いて、ショウガを散らします。 ネギの上にカレイを乗せることで鍋と身の間にスキマを作り、くっつかないようにしているワケです。
身が三分の一程度漬かるぐらいに酒を注ぎ、中火にかけます。 落としブタをしてひと煮立ちさせます。
醤油を注ぎ、みりんや砂糖を加えて好みの味付けをし、落としブタをして10分程度中火で煮ます。
熱々でも冷めても美味しいものです。 独特の身離れのよさ、シャクリとした歯ざわりに家族一同とりこになり、明日の朝食に少し残しておこうと計画していたところ、平らげてしまいました。
11/03/23