日本酒の美味しいお店でよく出会うのが「味噌焼き」です。
しゃもじのヘッドに味噌を塗って焼いてあるだけなのですが、これがまたしみじみ好相性なんですね酒と。
味噌焼きといえばしゃもじです。 でもなんでしゃもじなんでしょう? 正式ないわれがあるのかもしれませんがそれはまあ置いといて、 味噌焼くには便利ですよねしゃもじ。 持ち手もあるし、程よい大きさですし。
もちろん木製のしゃもじを用意しますが、100円ショップにいくらでも置いてあると思います。 味噌焼きをはじめるにあたり、 真新しい白々したしゃもじでは格好がつきませんので、はじめて使う際はあらかじめオーブントースターでしゃもじだけを焼いて良い色にしておきたいところです。
お好みのものを用意します。 単に味噌のみをしゃもじに塗りつけて焼くのが「真の通人」っぽくて、塩なめながら一杯呑んでる並のカッコよさがありますが、それでは芸がありませんからひと工夫を。
味噌に砂糖を多めに加えて練り合わせます。 焼くと水気が飛んで味噌は塩辛味を増しますので、甘味で和らげるのです。 今回さらにすり生姜を忍ばせて胡麻油をたらし、砕いたカシューナッツを練りこんでいます。 焼酎との相性も考えたのです。
サッと水で濡らして水気をふいたしゃもじへ、味噌を塗りつけます。 お店で味噌焼きをつまんでいて「もっとテンコ盛りにしてくれりゃガバガバ飲めるのに・・・」と思ったこともありましたが、 これは何も味噌をケチっているわけではなく、程よい焼き加減に仕上がるように考慮されたものです。
しゃもじのヘッドへ、薄く均一に味噌を塗りつけます。
あとはオーブントースターで美しい焦げ目がつくまで焼きあげるだけです。 時折中を覗きながら焼くと失敗しません。
熱燗にゃしみじみ呑めます。
みかんで味噌焼きすると、味噌にみかんの甘味が移って最高ですぜひ!
更新日:23/02/21
公開日:13/03/26