スーパーで買い物中「長崎そっぷ」というポップが目につき近寄ったら、スープの事なんですね海鮮系の。
オランダ語でスープをソップと言うらしく、それにちなんだ一品です。 お好みの食材でどうぞ!
あらかじめ、だしを引いておきましょう。 より長崎するならば、あごだし使うと良いですね。
決まりはありません、今回はかまぼこ、豆腐、白菜、エノキ、ネギ、シイタケ等用いております。
一応そっぷは「海鮮」とうたってありましたけど、たとえば豚コマメインで仕上げたとしてもスープですもの!お好きにどうぞ。
小鍋が作りやすいものです。 だしを注ぐ前に器へ具を盛り付けておくと仕上がりイメージしやすいです。
だしを注いで中火にかけ、素材に火が通ったら完成です。 調味は薄口醤油、少々です。
池田弥三郎さんの『私の食物誌』に、ちょうどソップの逸話がありましたので引用させていただきます。
ソップというのは、ロープがロップになって使われているように、英語のスープがもとで、それが促音化してできた語だろうと思っていた。
処が、念のために調べてみたら、『辞苑』は、スープのなまりと説明しているが、『大言界』はオランダ語 sop から出た語だとしている。
外来語の研究家は、江戸末期の南蛮語が、次第に英語にとってかわられた例として、ソップがスープになったことをあげている。
キリシタン → クリスチャン 、 ギヤマン → ダイヤモンド 、 メリキ → ミルク などの同類である(荒川惣兵衛氏『外来語学序説』)。
しかし、私の幼年時代、母はしきりにソップと言っていたから、新しい英語にまだ代えられないで、大正年間にはソップというオランダ語は生きていたわけだ。
おなかをこわすと何もたべさせてくれず、まず口に入れてくれるのがソップであった。
しかしそれは、「肉汁」ではなく、あつおぶしのソップであった。
あ、上村さんだ。
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18/02/12