普段は数種の塩を常備しており、状況により使い分けています。
今回は自らの手で塩を作ってみます。 カンタンにいうと、 海水を煮詰めていくだけなので、 誰でも作ることができます。 是非一度お試しください。 塩が好きになりますよ。
まずは天気のいい日にでも、近くの海に出かけましょう。 できることならば、なるべく美しい海がよいものです。
海へ行く際、浮き袋や水中メガネ等遊び道具と一緒に、カラの水筒を持っていきます。
そしてその水筒に、海水を並々と入れて、持ち帰るのです。 なるべく沖合いの海水が良いです。
持ち帰った海水を、鍋でグツグツ煮ていくわけですが、その前にこしておきます。
キッチンペーパーやフィルターを使って、時間をかけて海水をこします。
充分こした海水を、煮ます。 鍋は今回土鍋を使ってますグツグツ。
しばし煮て、海水が半分程度になったら、 よく冷まして、キッチンペーパーやフィルターを使って、もう一度こします。 そして再び、煮ていくわけです。
煮ていくうちに、海水が少なくなっていきます。
それにともない、だんだん塩の結晶が見え始めます。 そこで鍋が焦げ付かないうちに、鍋の塩を寄せ集めていきます。
鍋から寄せ集めた塩は、コーヒーフィルターなんかに入れて、数日間干します。
段々と水気を切っていくわけです。 朝干すと、夕方にはフィルターがしっとり湿っています。
できれば実験のために、その湿ったフィルターをすこし舐めてみてください。 「!」 舌を刺す苦味がありますね。
これが豆腐作りに必須な苦汁(ニガリ)なのです。 湿ったフィルターを新しいものに変えて、フィルターが湿らなくなるまで干すと、自家製塩の出来上がり!
海外では、岩塩から塩を手に入れる事が多いです。
06/09/20