丸ごと一尾を焼くにゃ、鯛ほど画になる魚はありませんホント。
串の打ち方も詳しく解説いたします!
鯛は鯛でも、今回小ぶりなレンコダイでまいります。
ウロコをかいてエラを取ります。
包丁の先を突っ込んで、テコの原理でこねれば楽です。
焼き上がりの美を考慮して、腹を裂かずにワタを抜きます。 盛り付けの際、裏側になる面の、図の位置に包丁を入れ、指を突っ込んで抜いちゃいます。 抜いたら水洗いをし、よく水気を切ります。
またですね、盛り付ける際裏側になる面の、身へ薄く包丁を入れておきます。 すると火の通りがよくなるワケです。
またですね、盛り付ける際裏側になる面の、図の位置へ串を通します。
串をつら抜いて表側へ出し、魚体をくねらせてから尾の方へ串を通します。 焼き上がり魚がウネってたほうが旨そうだからこうするまでです。
都合二串、図のようにハの字型になるよう串を打ちます。
焼く直前に、背びれや尾びれ、胸びれ等「焼き上がりに姿が残っていたほうが格好良い部分」へ指先で化粧塩をまぶしつけます。
あとは全体へ軽く塩を散らします。
炭火で丹念に、強火の遠火でくまなく焼きあげます。 盛り付けの際表になるほうから綺麗に焼けば上手くいくでしょう。 次第に火が入り、香気と共に「ジューッ!」という音を聞きながら焼くのは楽しいもんです!
焼けたら熱々のうちに金串を回しながら抜き、頭を左に、腹を手前に盛り付けます。
※焼いた後、少し冷ましてから串を抜いたほうが形を保ちやすいです。 その場合は、まだ熱いうちに串を回しておく事が重要です。
正月や結婚式で縁起物として飾る鯛のことです。 まさに今回の姿焼きはうってつけですね。
鯛を華麗に焼いていざメデタく新年を迎える。
15/12/31