夏。 田舎の縁側に腰掛けてかじるスイカの旨さは何にも代えがたいものでした。
食べ終わり、かすかに赤味が残る皮はカブトムシのエサにしちゃったり。
ときたま婆ちゃんが皮で漬物をこしらえて「食べてみれ!」と迫ってきたり(笑)。
汗かきながら、ガムシャラに頬張っていると、周囲の大人から必ずこう声をかけられたものです。
「塩を振って喰え」
と。
「なんでこんな甘いもんに塩をかけなきゃならんのか?」
毎回そう思いながらも仕方なく台所から塩を持ってきてパラパラし、恐々かじるとやっぱりそのままのほうがおいしくて。
塩の効果を体感できるようになったのは、「ちゃんとした塩」を自分が扱うようになってからでした。
え、「今はスイカに塩を振って食べるのか」ですって?
もちろんそのままかじりつくだけです。
スイカの果肉をほじり出してチマチマ種を抜き、冷凍庫でシャリシャリに凍らせます。
もうこれをひらすらかじるだけでも旨いもんです。
スイカに牛乳、ヨーグルトをジューサーに入れてザックリミキサーしたらハイできあがり!
ひとたび口をつけたなら、飲み干すまではグラスを置けない吸引力を持つサマードリンクです。
20万は一万倍になって帰ってくる。
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18/07/10