味噌やら塩やら和風調味料を自作して喜んでいるくせに、どうしてぷちぐるはこれまで醤油を手作りしなかったのか?
作ろうと試みてたんです実は。 でもことごとく失敗してたのです。 なので無理に自作するのをやめ、市販のキットで仕込んでみます。
醤油はこうじから作られます。 そのこうじとは、大豆と小麦、こうじ菌で作られています。
こうじはどうやって作るのかというと、大豆を一晩水に漬け、柔らかくなるまで煮てですね、小麦は炒ってミキサーで砕いておきまして、 それらにこうじ菌をまぶしてまんべんなく混ぜ合わせ、布で覆って保温しつつ四日間置きます。 時々混ぜて、白く張った菌糸が黄色くなればハイできあがりです。
とこんな感じなんですが今回は、市販のこうじを使います。 こうじ700グラムを、
2リットルのペットボトルの中に入れておきます。
水1リットルに塩220グラムを溶かしこんで、
こうじのペットボトルに注ぎこみます。
キャップを閉めてから、ガチャガチャ振り混ぜます。
あとはもろみの高さに線を引き、仕込んだ日付を記せば醤油の仕込み完了です。
これから半年以上かけて醤油になるまでの過程を観察します。 時折ペットボトルを振ったり、キャップを開けてガス抜きをしてやったりと、面倒をみてあげねばなりません。
さて仕込んでからひと月が経過したもろみです。 はじめは線を引いた場所にうっすら液体が現れましたが、今度はボトル下部に液体がたまるようになりました。
時期的には二日に一度振り混ぜればよいわけですが、毎朝ボトルがパンパンに膨らむようになりまして、放っておくと破裂しやしないかと心配なもので、
毎日振ってはキャップをゆるめ、ガス抜きをしている状態です。 生き物ですねー醤油は(130430追記)。
二つき目が経過しました。 ボトル下部にたまっていた液体の姿は確認しづらくなってきました。 色は濃くなってきたようです。 ガスのたまり方は減りましたが、それでも毎日ガス抜きしないとパンパンになっちゃいます。
かさは大分減りました(130609追記)。
熟成期に入りました。 全体的に色が黒ずんできて、ガスがたまってパンパンになることはなくなりました。 4、5日ほっとくと、下部に液体が溜まります(0704追記)。
黒味が増してきました。 キャップを開けて嗅いでみると、まんま醤油の匂いがします(0731追記)。
まんま醤油の香がするもので、もう絞ってしまいたい気持ちもありますがもうしばらくの辛抱です(0830追記)。
少し存在を忘れていたところボトルがぷっくりふくらんでおりまして、キャップを開けるのに一苦労でした(0929追記)。
少々黒ずんでまいりました。 これはアミノ酸と糖が結合してそうなるもので、メイラード反応といいます。 時折嗅いでみると、ウットリしてしまいます(1029追記)。
くーっ、もう我慢なりません。 来月搾っちゃいます(1129追記)。
13/04/21