鳥鍋はスープがものをいう鍋ですからスープは是非多めに用意しておきたいところです。 我が家では100グラム20円の鶏がらを大量に煮出してスープをとります。
煮込む前に、スープが出やすくなるように鶏ガラを包丁でこまかく叩いておきます。
鍋に鶏ガラを入れて、水を張ります。 叩き潰したショウガやネギ、好みでニンニクを放り込んで、火にかけます。
酒を加えてみたり、まじない程度に薄口醤油をたらしてみたりすると楽しいです。
アクをコマメにすくいながら、2〜3時間コトコト煮ます。
次第にスープが白濁してくるハズです。 もしも透明感のあるスープがお好みだったら超弱火で煮込みます。
思いきり白濁させるのがお好みならば、強火でグラグラ煮るんです。
濃厚なコクがなのに、どこかアッサリとした鶏のスープは、このまま飲み干したいぐらい旨いもんです。
※だしガラは、ガラめしに活用したりします。
お好みでどうぞ! ウチでは白菜、春雨、長ネギ、豆腐、豚バラスライスをよく用います。
春雨を入れる場合、あらかじめ茹でておくとスープの保護につながります。 豚バラは好相性なので是非、多めに用意しておくことをオススメします。
鳥鍋なので、具にも鶏肉をほしい! という方は鶏肉を入れましょう。 そもそも家庭で鶏がらスープをとる場合、 分量的に鶏ガラだけでスープを抽出しては「ちょっと弱い」という話もありますし、モモやムネ、手羽先でもお好みの部位を入れると良いです。
全ての具材をスープに加え、15分程弱火で煮込めば鳥鍋の完成です。 見た目にはインパクトに欠けますが、味はめっぽう良好です。 スープをザブザブ入れるところがポイントで、あくまでも主役はスープという位置づけです。
まずはスープを堪能しましょう。 器に白髪ネギを入れておいて、上からスープを注ぎ、塩少々で味を整えます。 一口すすると夢の世界、奥深い風味がここにあります。
次にポン酢を加えてススります。 また違った趣きでこれもまたアリなんです。
あとは好きなように鶏鍋を堪能します。 器にとりわけて、小ネギを散らしたり、お好みで七味をかけていただきます。
しこたま飲んで食べたら最後のシメは鳥雑炊です。 スープが残る鍋に、水洗いしたご飯を加え、薄口醤油や塩で味を整えます。 お好みで最後に生卵を割り入れザッと混ぜるとできあがり。
腹一杯なハズなのに、何故か食えちゃうんですよね。
05/11/20