ようやく正月気分も抜けてきた今日この頃ではありますが、引き続きお雑煮を食べたいのです。
大晦日には大宴会を行い、朝まで飲めや食えやという調子でうるさく騒いでいるので元旦朝、気分よく目覚めたというためしはないワケでありますが、 年始の挨拶やお年玉くれくれ小僧共を相手にするにはチョット体が言うことをききません迎え酒もするし。
そんなときにあったら嬉しいのが雑煮です。 というか雑煮の澄んだスープが、もたれた胃には、白菜の甘さがなんとも言えぬ心地良さを与えてくれるのです。 そんな雑煮への想いを胸にスタートです。
干しシイタケなくして雑煮は語れないということで、前もって干しシイタケと昆布を合わせて戻します。 せめて二時間前には水に浸しておきたいところです。
具雑煮という、高野豆腐や昆布、その他もろもろ具が沢山入った雑煮もありますが今回はシンプルに作ります。
鍋にだしを入れて火にかけます。 沸騰寸前に昆布を取り出し、弱火にしたら、刻んだ白菜と、鶏肉のブツ切りを入れて静かに煮込みます。
シイタケはそのまま煮ておいて、椀によそう前に刻んで具とします。 鶏肉は骨付のものだとより素晴らしいダシが出ます。
20分程煮たところで餅を加え、薄口醤油でかすなか味をつけます。 餅が煮えたとこで我が家雑煮の完成です。
以上の母伝来の雑煮の作り方でした。
島原名物具雑煮なんていうのもあります。
ぷちぐる掲示板にて、千葉ロッテの326さんより以下の情報を頂きました。
ご参考までに、雑煮のモチはホットプレートなどで焼いたやつを器の底に置き、 その上に熱いだし汁を張ってやると、モチの香ばしさを楽しめますよ。
鍋の中のつゆがモチに吸われてしまう心配もありません。
なーるほど。 早速マネさせていただきます。
具材は鶏肉と小松菜だけ。 こんがり焼いた餅を椀に入れた上から熱い汁をたっぷりと張る。 餅は決して煮ない。
なんていう作り方が池波正太郎さんの「食卓の情景」に載ってました。 うん。 具はこの程度でよいかもしれん。
雑煮専門サイトを作りました。 こちらからどうぞ→全日本雑煮大図鑑
更新日:23/03/16
公開日:05/11/20