市場に行ったら「採れたて!」と書かれた真っ黄色の巨大な立札があったので何かと思えばアサリが売られておりました。 あちこちでピュッピュと汐吹しているモロ新鮮なアサリです。
その隣には「新物!」という看板があり、アオサが山積みで売られておりました。
アサリはバター焼きに、アオサは味噌汁にでもしようかなと両者をカゴに入れたところ、ハタと思いついてしまったのです。 合わせて酒蒸しにしてしまうというスペシャルを。
鮮度の良いアサリをザッと水洗いしまして水気を切ります。
真っ青なアオサをありったけ用意します。
まずアオサを鍋に広げ、それからアサリを並べ、上から並々と酒を注ぎます。
あとはフタをして5分弱火で蒸し煮するだけなんです。
フタを開けばモワッと磯の薫りが立ちのぼるものでヨダレがでます。 仕上げに味見しながら微量の塩で味を整えればハイ、できあがりです。
そうなんです。 「酒蒸し」といえば普通何かしらの材料そのものを美味しくいただく調理法ですが(アワビの酒蒸し)、 今回の酒蒸しは煮汁がメインとなっています。 アサリの旨味とアオサの磯香がにじみ出た「元酒」を、ススりながら呑もうという魂胆なのです。 もちろんアサリアオサもつまみますが、一口飲めば五臓六腑に染み渡る、このスープこそ尊いのです。
コトコト火にかけながら熱々をススルのも良いですしなんと、冷やしても旨いんですよこの酒蒸し。
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13/06/14