備えあれば憂いなし、常備食さえあればご飯のおかずに事欠くことはありません。
ウチで常備しているものといえば、ぬか漬けや塩昆布、 イカの塩辛や各種保存食、 ベーコン等です。
今回作るあさりのしぐれ煮は、あさりを甘辛く煮付けたものでありまして、味付けを濃くして冷蔵庫に保存しておけば、ひと月ぐらいはなんともない一品です。 ご飯にはもちろんのこと、 酒の肴にもよいものです。 そもそもご飯のおかずになる食べ物って、大抵酒の肴にもなるものですから、常備食を作るということは、常備肴を作るということになるわけです。
十分砂だしをしたあさりを鍋に入れ、ヒタヒタの水を注ぎます。
火にかけまして、あさりの口が開いたところで殻ごとあさりを取り出します。
今回はあさりの身にだけ用事がありまして、煮汁は使いませんので、 味噌汁やちゃんぽんスープなどに活用してください。
あさりの身を殻からはずします。 この際「あさりの殻」をスプーンがわりにして取り出すと楽ですよ。
しょうがの皮をむいて、できるだけ細く切り刻みます。
鍋に醤油、みりん(砂糖)、しょうがのせん切りを入れて強火にかけます。
煮立ったところで、あさりのむき身を投入します。
しばらく煮て、あさりに火が通ったところであさりを全部引き上げてしまいます。 あさりを煮すぎると固くなってしまいますからね、避難させるわけです。
鍋に残った煮汁は、弱火で煮つめてトロリとさせます。 煮つめるにつれ、煮汁は次第に塩辛さを増してくるので、はじめのうちに甘めに味付けしておいたほうがよいと思います。
煮汁が煮詰まったところであさりを鍋に戻し、一瞬煮てから火を止めます。 これにてあさりのしぐれ煮のできあがりです。
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11/02/23