炊いたご飯が残ってしまった場合はチャーハンとか雑炊にすることが多いのですが、 家に一人の時は、ドライカレーを作ることがあります。 自分だけが食べるんですもの、辛さの遠慮もいらないし、スパイスも使い放題です。
カレーを作るにはあれこれ材料を揃える必要がどうしてもありますが、 ドライカレーは最低カレー粉さえあれば作れてしまう手軽さが魅力です。
休日、昼過ぎに起きてみると家族の姿がありません。
「実家に帰らせていただきます」との書き置きもありませんから、たぶん天気も良いし、どっか遊びに出かけたのでしょう。
炊飯器を開けると、茶碗一杯分ぐらいのご飯が残されていました。 残ってるというか、こびりついているといったほうが近い感じです。
今日はこの飯で、ドライカレーを作ります。
冷蔵庫を開くとそこにはタマネギとピーマンしか見当たりませんでした・・・。 肝心な肉がありません。 でも経験上、肉はなくとも十分美味しく作ることができるのです。 まずはタマネギ、ニンジン、ニンニクをみじん切りにしまして・・・
鍋に油を引いて、ニンニクを炒めはじめます。 次いでタマネギ、そして肉があれば肉を炒めたいところですがありませんのでピーマンを加えて炒めます。
肉はひき肉や鶏肉が一般的です。 おもしろいところでは鶏のレバーなんかもよく合いますよ。
肉はなくともドライカレー、その分手間をかけたいと思います。 炒めている最中、日本酒を少し振ります。
ここでカレー粉を投入し、炒めからめます。 はぁーいい香り、分量は好きなだけどうぞ。 当たり前のことですけどカレー粉がなければただの焼き飯になってしまいます。
※カレー粉の他何か入れたいスパイスがあればドンドン加えます。
軽く塩、胡椒を振りまして、カレー粉の粉っぽさを消去するため、そしてこれから登場する残りご飯のために油を少し足します。
ご飯を加えまして、よくほぐしながらカレー粉一味と炒め合わせます。 瞬く間にカレー色に染まっていくご飯が食欲をそそります。
完成間近になりますが、これではちょっと面白くありませんので小細工をしてみたいと思います。 肉も入っていないことですし。
パルメザンチーズを振って旨味を追加します。
ドライカレーの風味をよくし、テカリを出すためにバターをちょっとだけ加えます。
仕上げにトリガラスープを微量、 鍋肌にジャッとたらして米粒に旨味をプラスし、ふっくらと仕上げます。 急いで味の最終調整を塩、胡椒で行い皿に盛ります。 即召し上がってください。
※たまごチャーハンの仕上げのアレンジです。
ドライカレーを一言で表すと汁気のないカレーです。 主に2つのタイプがあります。
今回作ったのは焼き飯タイプになりまして、その焼き飯タイプには次のような種類があります。
今回は炒飯タイプです。 それぞれお好みで調理してください。 ちなみにインドには、ヨーグルトや新鮮なスパイスを多用して作るビリヤニという似たような料理もあります。
10/05/27