友達の家にお泊りしていた長男が、帰ってくるなり開口一番「あのさ、緑色のカレーをごちそうになったよ!」と発したからもう大変です。 きょうだいたちへ次々にその話題は伝染し「緑色したカレー」を、こしらえざるをえない状況に陥ったのでした。
タイ式グリーンカレーを自作するというと、なんだか小難しい未見の調味料群を使わねば到底完成しそうにない気がしますけど、こう作れば簡単で又、味は本格派という我が家カレーの柱となるべくグリーンかな、と思います。
200グラムを火にかけて、油分がほんのり浮かんできたところで、
濃いめに淹れた、緑茶をドボドボ200グラム注ぎこみます。 そうなんです。 グリーンを緑茶が担うのです!
濃い茶を使えば使うほど、グリーン度は増しますところ、思い切りグリングリンしたい場合はたとえば抹茶を用いてみたり、 茹でたホウレンソウを裏ごしにして加えてみたり、ニラペーストを溶かし込んだりすると良いでしょう。
ただ個人的には、はんなり緑ががっているくらいが一番おいしそうに感じるから、緑茶を用いたまでです。
中火で火にかけながら、鶏肉をモモでもムネでも良いから一枚分刻んで加えまして、じっくり煮てまいります。 このカレーは何かしらのスープを用いませんので短時間で作れるカレーとしても優秀です。
ちゃんと美味しくできるかどうか不安になるかもしれませんけど、鶏肉をあなどってはなりませぬ。 モロ、コクある風味を醸してくれます。
タマネギなんて使いません、野菜はカボチャだけで十分です。 緑感を出すにも、うってつけなのがカボチャです。 さいの目切りを20カケラほど加えて30分中火で煮込みます。
煮ながら味付けにまいります。 欠かせないのがナムプラーもしくはアンチョビソースで、これを20グラムばかしたらします。 続いて砂糖を大さじ1杯加え、
カレー粉を好みの辛味になるよう加えます。 割合甘めが合うとは思いますが、これもお好みですね。
さて30分が経過しました。 ほどよく煮詰まり、心地よい香りが鼻腔をくすぐる事でしょう。 味見をし、物足りないなら塩と砂糖で味を調え、 仕上げにプチトマトを二三粒、ヘタを取って放り込みます。 赤が入ると緑が映えるんです。 ひと煮立ちし、トマトの皮がはじけたところでハイ完成です。
お好みにもよりますが、盛り付ける寸前にオリーブオイルを少々たらすと緑度が増しますしカレー的魅力もアップします。 オイはつまみで食べるので、ラー油をたらして辛味を強めたりして楽しみます。
わずか半時間でこの旨さ!なんか得した気分です。
子どもたちへ送る緑色カレーをこう仕込みました。
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15/06/07