「平ザル」という呼び方の他「そばあげ」、「カスあげ」等とも呼ばれます。 上のは元々竹の持ち手がついていましたが、手になじまなかったのではずしました。
ラーメン屋さんはこの平ザルで麺の水切りする人と、 うどん上げ(もっと深さのある取っ手の付いたザル)を使う人がいます。 個人的にはどちらかというと、平ザルを手首のスナップを効かせて巧みに操りながら 「ザッザッザッ、ザッ・・・」と、徹底的に水切りをする職人さんのほうが「プ、プロばい!」 と、感心させられたりもします。
で、平ザルを家庭でどのように使っているのかというと、 あったかいそうめん、そば、ウドンの水切りに用いています。 気持ちだけはあたかも自分が プロの麺職人であるかのように水切りをしています。 たまに大失敗をして麺の8割がどっかに飛んでいったりもするんですけどね。
その他の使い方としてはスープを濾すときです。 目がつまっているので、 カツオだし、煮干の出し、鶏がらスープ、その他諸々スープをとった際に出るカスを濾すために使います。
傍で見ているカミさんに「フツーのザル(もち手がついていなくて深いヤツ)で濾したほうが早いんじゃない?」 とか言われたりもしますが、その通りかもしれませんけど、 この平ザルを使うからこそ料理自体に身が入るってモノなんです。
わずか700円ぐらいで買える調理器具ですが、大事にしている我が家の平ザルでした。