神戸に行きつけの焼肉屋がありまして、そこで真っ先に注文するのが「上カルビ!」でなくこのホルモン刺身です。
間髪入れず出てくる上に生ビールともこよなく合い、これからはじまる「肉の宴」の前菜として最適なのです。
はい、モツ鍋に用いるあの牛モツです。
モツを鍋に入れて水をヒタヒタに張り、弱火で一時間ばかし、アクを取り取り茹でてまいります。 この際ネギやニンニク、ショウガの切れ端を放り込んでおけば、臭みとは縁が切れます。
茹でる時間は半時間でも二時間でも、モツに火が通りさえすればどうだってよいのですが、半時間だといささか歯ごたえが強すぎて、二時間だとクネンクネンになりすぎる感があるので一時間としたまでです、お好みでどうぞ!
茹であがったモツはザルにあけて水気をよく切り、茹で汁は透き通った上質なモツのスープですからひき肉団子でも煮て食べると旨いもんです。
醤油、砂糖、胡麻油、赤味噌、水、おろしニンニクを練り合わせて甘辛ダレをこしらえて、盛り付ける器に丸く、薄く広げます。
タレの上にモツを盛り、
最後に卵黄を真ん中に乗っけて準備完了です。 食べる寸前にネギや七味を散らし、 ラー油かけたりコチュジャンを駆使しながらつまむのです。
モツに味噌を塗りつけては突き崩した卵黄と絡めながらつまめばもう、口福です。
更新日:23/03/30
公開日:15/10/30