とりあえず団子にしてしまえばよい。 話はそれからだ、という事実は肉だんごや、 団子料理3品でわかりきったことです。
そんなダンゴを今回は鍋にしてしまおうという魂胆です。 鶏つくね鍋 というすごく美味しい鍋もありますが、豚も捨てたもんじゃありません。 今日は豚派です。
豚ダンゴ鍋だということなので、一刻も早く豚ダンゴを作り始めたいところなのですがちょっと待ってください。 まずはダシをとる準備をしておかねばなりません。
鍋に水を張り、昆布と干ししいたけを放り込んでおきます。 できれば2、3時間にはこうしておいて、 その後火にかけます。 沸いたら昆布を引きあげて、鰹節を加えて10分煮出します。
干しシイタケは、シイタケ本体も後で使いますので大事にのけておいてください。
豚ダンゴの作り方はこれといって決まった作り方があるわけではありません。 獅子頭のように豚バラ肉を包丁でトントン叩いて 自ら豚挽肉を作れば市販の挽肉を使うよりも美味しくなるのは当然ですし、味付けもシンプルなものから手の込んだものなど様々です。
今回豚団子鍋を作ろうと思い立った理由は、たまたまスーパーで豚挽肉が大安売りだったからです。 団子にするとなぜか大量に食べることができてしまうという不思議な現象がこの世に 存在するために、団子はおもいきり沢山準備しておきたいところです。 今回は豚挽き肉に、ニンニク、ショウガ、ネギのみじん切りを加えて卵を割り込み、 塩・コショウで味付けしました。
よーくこねて、団子を作ります。
※ネギはネバリがでるほどトントン包丁で叩いてから入れるとよいです。
団子状にした挽肉を色よく揚げるのですが、あらかじめすべての挽肉を団子にしておいてから揚げ始めたほうが作業がスムーズです。 こうして揚げた豚団子はあとで鍋に放り込んでから煮るので完全に火を通す必要はないのですが、
あえてしっかり中心まで火を通しておいて何個かのけておき、 ビールのつまみにお手軽肉だんごとして活用するという大胆な手段もございます。
カツオ節、昆布、干しシイタケで丹念に抽出したダシの味付けは醤油とみりんのみでシンプルに仕上げます。
※ラーメンのときにも書きましたが、昆布のグルタミン酸、鰹節のイノシン酸、 干しシイタケのグアニル酸が合わさると、旨味が10倍以上に膨らみます。 是非この3つを合わせましょう。
鍋に汁を張り、揚げた肉団子に好みの野菜を加えてひと煮立ちさせれば豚団子鍋のできあがり。 今回使用した野菜は白菜、豆腐、もやしです。
シメにはご飯やそうめん、うどんもイケました。 今晩は豚団子鍋を囲んで一家団欒、というのはいかがでしょうか。
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07/12/10