鍋といえば数々のメニューが思い浮かびますが、今日はひとつシンプル極まりないお鍋を作ってみたいと思います。
こってりなものばかり食べ過ぎてちょっと胃もたれが…という方や、夜食にもオススメなのです。
まずは雪鍋の説明からはじめなければなりません。
雪なべに使う材料を申し上げますと、大根、豆腐、昆布、塩、醤油、青海苔。 以上これだけです。
完成した姿が雪のように真っ白なことから雪鍋という名がついた、のかはよくわかりませんが、おそらくそうではないでしょうか。 別名みぞれ鍋とも呼ばれたりするようです。
まずは昆布だしを抽出しておきましょう。
次に大根おろしを山のように準備しておきます。
すりおろした大根おろしを、昆布だしで静かに、弱火で、コトコト20分間煮続けます。 表面にアクが浮かび上がってくるので、それをこまめにすくいとります。
※コトコト煮るのとグラグラ煮るのでは完成後の味に大差がある、と辻嘉一さんはおっしゃいます。
塩と醤油で味をつけますが、塩を多めに、醤油少なめに心がけます。
木綿豆腐を切って、ゆっくりと、大量に投入します。
仕上げに青海苔をたっぷりとふりかけて雪鍋のできあがり。 大根の甘味がほどよく、優しい風味のするお鍋です。
※辻嘉一さんは秀衡椀によそうと書いておられました。 うーん美味しいけれどもうちょっとなんかこう…という方は、鱈の身に塩をふって二時間置いて、 それを皮ごと3センチ角に切り、豆腐を入れる前に投入し、火が通った頃に豆腐を入れるようにするともあります。
雪鍋が簡単に作れたけれど、なんかページトップの写真と違うよな…とお考えでしょう。 そうなんです。 トップの雪鍋は、若干手を加えた雪鍋なのです。
といっても大した違いはございません。 昆布だしをカツオダシにして、長ネギと揚げた餅を追加投入しています。 七味なんかを振りかけても合います。 この作り方は、朝日新聞で読みました。
※揚げた餅に塩をふって食べたりしても美味です。
Instagramはじめました! ぜひフォローお願い致します。
08/02/04