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伊丹さんの一口カツ

伊丹さんの一口カツ

ついでながら、わが社の一口カツの作り方にはちょっとしたインチキがある。

と伊丹十三は『ヨーロッパ退屈日記』に記し、わずか二行でその技を披露したのでした。

豚ヒレを切る

豚肉

右は豚ヒレですが、豚肩やモモのブロックでも同じように作れます。 まずいつもより大胆厚めに肉を切り分けまして、


肉に衣をつける

それをにくぐらせて、


パン粉をまぶす

パン粉をまぶします。 いたってフツーですここまで。


揚げる

揚げる

180度の油で揚げます。 片面が揚がればひっくり返し、両面ともキツネ色になって浮かび上がろうとしてきたところで引き上げて、


オーブンで焼く

オーブンへ

オーブンに入れます。 同じく180度で10分程焼けば、見るからにカラッとした一口カツのできあがり。


一口カツ完成

おそる恐るナイフを入れると、しっかり芯まで焼けてます。 しかも肉汁がジュワッと出てきてすかさず噛めば柔らかく、肉の味がするんですよね。

「肉喰ってんだから当たり前だろ!」という話でなく、しっかりと肉本来のコクある風味がするんです。 理由は、やはりオーブンで仕上げたからだと思われますが、 もはやトンカツソースの必要性すら感じなかったので、塩、胡椒を振ってつまんだのでした。

ちなみに肉を厚切りにしてみたのは、「オーブン仕上げなので芯まで火が入るじゃろ」という考えからです。 この調理法を活かすには厚切りだと思います。  揚げ温度、焼き温度を工夫すれば、よりよいカツが作れるかもしれないですね、是非お試しください。


ピーマンと鰹節を醤油で

伊丹さんのつまみ

本件とは関係ありませんが、伊丹さんはこんなのを肴に呑みました、大酒飲みだったそうです。

1、ピーマンをみじん切りにして鰹節と混ぜ、醤油をかけて食べます。 時にはシラスを入れる事も。

2、生卵を割り、鰹節と海苔を山ほどかけて醤油をたらし、かき回して食べます。


玉葱と人参を塩で

3、ウイスキーには、紙並に薄く切った玉ねぎや、拍子木に切った人参を塩でつまみました。


伊丹さんの一口カツのツボ

  • 油切れもよくサクサクです。
  • 加熱過多で肉が固くなってしまう事もありません。
  • 普通に揚げた残り物のトンカツを、やはりオーブンでしばし焼くとサクサクが復活します。

おさらい

一口カツを伊丹さん風に作って食べます。

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14/01/13



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