近頃寒かったせいか娘はカゼをひいてしまいました。 熱があり、食欲がないのです。 大好きなイクラも食べることができない模様です。
食べないと体力が落ちてしまいますし心配です。 そんな娘が病院帰りに買ってきたのは、きんかんでした。 普段あまりなじみのないキンカンを買ってくるなんてどうしたのか? 娘に尋ねると「きんかんならばなんとか食べることができそうだったから」と答えました。 まるでつわりの妊婦さんのようでした。
さてそんな娘の大事なキンカンをいくつかもらって、甘露煮をこしらえてみることにしました。
きんかんをいくつか用意してください。 そういえばつい2、3年まえまで近くにあったキンカンの木がいつのまにかなくなっていることに気づきました。
近所の子供たちのオアシスだったのに何故・・・。
キンカンをザーッと水洗いしてください。
ヘタがあるので取り除いておきます。
梅干よりも簡単です。
鍋に水気をふきとった金柑を入れて、砂糖、みりん、そして泣く泣く焼酎を注ぎ込みます。
どうして泣く泣くなのか、それは焼酎が大好きであり、しかも超お気に入りの銘柄を使っているからです。
キンカンが半分汁につかるぐらいの水気が欲しいものです。 各調味料の割合は適当によいかと思います。 トンコツよろしく焼酎を多めに使いました。
弱火で20分ぐらい汁気が飛ぶまで煮詰めます。 途中鍋をゆすりころころキンカンを転がします。
汁にトロミがついて、きんがんがクシュリとしぼんでいたらもう甘露煮のできあがりです。
煮る時間をすこし長くすると、きんかん内部まで甘みがよくしみこんで、よりいっそうクシュリとします。
09/12/28