えー新宿行っておりました。 この界隈、毎晩の酒場巡りも佳境を迎え、ここんとこややマンネリしておった次第です。
ところが縁ってアレですね、伊勢丹のカドを歩いていたら、偶然昔通っていた焼鳥屋の店主と会いまして。 聞けば今は移転して、やはりそこでも焼鳥屋を営んでいるとの事。 そのまま店に、ついていきましたよ。
さすがは酒人を名乗る彼だけに、格酒揃いの店でした。 肴も酒飲みでなければ思いつかないような品ばかりで、いちばんツボだったのが、これです。
新鮮な鶏の肝臓を入手します。 それを丸ごと湯に沈め、肝がかすかに泳ぐ程度のトロ火で、30秒ほど茹でるんです。 この際ショウガをドッサリ入れておくのは言うまでもありません。
肝を茹でたら水気をよく切り、丸のままポン酢に漬けこみます。 酒のアテとして活躍できるまで成長させるには半日程度が必要で、珍味として開花するには一晩ですかね、冷蔵庫内で静かに寝かせます。
さて宴です。 ポン酢から肝を引きあげ水気を切り、よく切れる包丁で切り分けます。 心地よい刃の入り具合、突如現れるチェリーピンクの半生面に、思わずノドが鳴るでしょう。 器に盛ったらすかさず新しいポン酢を張り、いざ酌み交わそうではありませんか。
二月末に横浜行きます。 どこか面白いお店、ご存じありませんかー?
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17/01/28