ブリを一本買いました。 おろして身は刺身にし、アラはブリ大根へ! 内臓は・・・ヨクワカランから「ポイッ!」なんてやっちゃいけません。 キチンと下処理を施せば、これほど旨いものはありません。
ブリをおろした後に残るもの、それが内臓です。 この内臓セットを、みすみす捨ててしまってはもったいないったらありゃしません! 外見的にチョットアレなんでアレするんでしょうが、とにかく旨いんです。 要は「牛モツ」と同じですからね。
内臓セットから胃、肝、ハツ(心臓)を切り分けて、茹でてポン酢で食べるんです。
これは肝ですね。 一本緑色した管がくっついておりまして、これをやぶっちゃあ、苦みがついて使い物にならなくなりますのでご注意を。 静かに切り離します。
心臓はそのまま用いれば良いものですが、匂いに敏感な方は、開いて内部を洗っておくと良いでしょう。
筒状のクネンクネンしたのが胃、ですね。
真ん中から包丁で開けばホラ、
内側の見た目や質感は「牛シマ腸」にそっくりです。 中に小魚等、 内容物が入っている場合は、取り除きます。
外側には薄膜がありますから、包丁でこそげ取りますが、そこまでナーバスにならなくても結構です。
あとはキレイに水洗すると準備完了です。
ハツ、胃、肝。 ごらんの面々をこれから茹でてまいります。
お湯に、ショウガ、塩を入れ、醤油一滴をまじない程度にたらします。 すかさず三者を入れて、5分程火が通るまで茹であげます。
茹であがったら水気を切って、よく冷し、食べやすく切り分けた後、七味やネギ等お気に入りの薬味を乗せ、ポン酢でいただきます。 ショウガのおかげで臭みもなんのその、呑めます!
ちなみにページトップが胃でありまして、こちらは肝を、塩とレモン汁でつまんでいるところです。
ブリモツを、華麗に佳肴へ昇華させる。
16/01/14