「何かしらにポン酢を回しかけ、ネギでも散らして食べるんです」
という場面は多々ありますけど、ネギを主役にしたのって無さそうでありますここに。
ネギを好きなだけ用意して刻むんです。
でもただやみくもに刻んでも楽しくありませんのでこうやります。 ネギを引っこ抜いてきたら、先の方と根の部分は置いといて、 真ん中の青々した所だけを贅沢に用いて刻むんです。 いわばネギの「中取り」でして、なぜこういう事をするのかといえば、一番口当たりがよろしいからです。
刻む際は、いつもよりもっと細かくなるよう気にします。 その細かさが、食べる人に向けた作り手の、ただならぬ意気込みを感じさせるからです。
「これはテキトーに作った一品では、ない」と。
刻んだらすぐ流水にさらし、その後水気をしっかり切って、食べる直前まで冷蔵庫にてキンキンに冷やしておきます。
季節を問わず、冷たいほうが旨いんです。
白ごまをはじけるまで炒って、丹念にすりこみます。 そこへポン酢をたらしこみ、軽くかき混ぜればゴマポンです。 わざわざこの品の為だけに、小型のすり鉢を揃えておきたいところです。
こちらも器ごと食べる直前まで、冷蔵庫にてキンキンに冷やしておきます。
両者を冷蔵庫から出してすり鉢にネギを盛ります。 上からひねりごまを散らしてハイどうぞ。
つまむ際は底からザックリかき混ぜたのち、ワシワシいっちゃいます。
刻みネギは別途大量に用意しておいて、器が空いたら盛って、また盛って、とワンコ式に延々食べても飽きがこない逸品です。
刻みネギをゴマポンで喰うのだった。
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14/10/30