いつ覗いてもお客で満杯の老舗おでん屋に入る方法を編み出しました。
それはラストオーダー30分前に向かうという技です苦笑。
この頃になると、あいにくタネに品切れのものが目立ちますが、私の目当てはただひとつ、この店の名物「袋」だけでして。
こればかりは切らさんと、沢山仕込んでありますから何度伺ってもその妙味にありつけたというワケです。
一端を切り落として麺棒でコロつかせ、湯通しにして開いて袋にします。 いなりの手法ですね。
あらかじめ茹でておいた春雨をベースとして、戻した干し椎茸、インゲン、鶏のモモ肉を刻んだものが入っています。
何度食べても必ずこれらの具が入っておりましたので、袋にする際ちゃんと数をあたって入れているのでしょう几帳面です。
※白滝、と謳っておきながら春雨を用いている所がいかにも老舗です。
具を袋に詰め込みます。 まず春雨を先に入れ、それからその他を加えると包みやすいでしょう。
詰めたら巾着みたいに口をしばるのではなく、クラッチバッグ型に口を折り曲げて、戻したカンピョウを巻いて止めます。
あとは鍋に袋を並べ、かつおだしに醤油で淡く味付けしたダシを張り、しばしコトコト煮るだけです。
かみしめる度にジュウと旨味があふれてき、ひとつ、またひとつと食べ進んでしまいます。
ごちそうさんした女将さん。
18/11/24