あったかいのが恋しい時期になりましたねー。
薩摩汁は名の通り鹿児島県の郷土料理で、豚汁のルーツにあたるとも言われる具沢山ごちそう汁です。
豚汁といえばかつおだしで仕込むのが基本ですが、今回あえて昆布だしで質素に作ります。 その理由は、
豚と鶏、ふたつの肉を用いるからです! ピェンローでも身にしみて分かるよう、この両者が合わされば素晴らしい旨味にあふれるのです。
鶏は骨付き、豚は脂の多いバラならなお良しです。
やはり根菜系がイーですね。 ゴボウ、ニンジン、ジャガイモ、タマネギ…あとはお好みでどうぞ!
食べよい大きさに切り分けておきます。
大鍋に水を張り昆布を入れて、肉と野菜を加えて煮ます。
アクが気になるようならすくいつつ、静かにコトコト煮るのです。
鶏が骨からポロッとはずれるくらい煮込めたら、野菜も十分煮えているはず。
小一時間程度ですね。
ここでサイの目に切った厚揚げを加えます。 揚げは煮込む必要ありませんからこのタイミングです。
コッテリ風味が薩摩汁の真髄ですから油通しなどせずそのまま入れるのが雰囲気です。
ほんのりとした甘味を加えるためにまず酒を入れ、
お気に入りの味噌を溶かします。
味噌汁ならここで完成ですが、この場合具に味を微妙に染みこませたいので味噌入れ後も十分程度弱火で煮ます。
さて、鍋が空になるまで楽しみましょう!
写真の仕事が増えてきた。
18/11/13