こどもの頃、友達のお父様が漁師さんで、ときおり舟に乗せてもらっては漁へ連れてってくれました。 冬場だとナマコ漁で、採れたてのものを「喰え!」と渡され丸かじりしたのを鮮明に覚えています。 まさに海の味でした。
ツノが立ち、ダランとしていないのが新鮮なナマコです。 ヌメリが気になる時は塩をまぶしてもみますが、私はそのままおろしちゃいます。
両端を切り落とし、
真ん中から包丁を入れて腹を裂き、ワタを取り除きます。
内部には砂の詰まった腸がありまして、これをきれいに掃除したらかの珍味「このわた」となります。
※ナマコは腸を吐き出す習性がありますので、個体によっては入っていない場合もあります。
又、卵巣が入っている事もあるでしょう。 これを掃除して干したらかの珍味くちこです。
本体を水洗いしたら水気を切って、端から小口切りにしていきます。
※切る前に番茶をサッとくぐらせる「茶ぶり」という手法もあります。
更新日:23/01/31
公開日:17/01/04