中華街を歩いていたら、雑居ビルにポツンと開いた小窓を、一生懸命背伸びして、覗きこんでいる少年に遭遇しました。
「何してんの?」と聞くも同時に、小籠包の作成現場だという事が一目で分かりました。 その後「スゲースゲー」とつぶやきながら、少年と肩を並べてその様子を観察し続けたのでした。
いわずもがな、小籠包は中華料理の点心です。 かじればジュワッとスープが口中あふれるのが特徴で、日々餃子作りに勤しんでいる方ならば、カンタンに作れてしまいます。
アンはひき肉を主体とした、それこそ餃子的なもので構いません。 ただひとつ仕事を加えるならば、そこへスープを混ぜておく事です。 図はいつもより余計に煮つめて濃縮したトリガラスープです。 冷蔵庫で冷ませばひとりでにプルンプル固まります。 これとひき肉を混ぜ、再度冷蔵庫でしばし冷やせば、皮にも楽に包めます。
まさにぎょうざの皮で結構です。 メンドウならば、パイ生地でも作れますよ!しみじみ便利ですパイは。
生地をこねたら、コロコロ伸ばします。
長いのを、端からブツブツ手でちぎってまいります。 この時の総数がズバリ、小籠包の個数という事です。 コロコロ丸めておくと伸ばしやすいです。
このページを作ったのは、どうしてもこれを伝えたかったからなのです。 生地を伸ばして皮にしてまいりますが、普段用いる麺棒よりも、かなり細めの棒を用意し、広げてゆくのです。
小籠包に限らず餃子の皮作りにおいても棒は、細いほうが小回りが効くという事実を少年と共に、肩を叩き合いながら確認してまいりました。 ただ、棒が細いと手で操作しにくいから、補助具として掌にスッポリ収まる板を駆使する、というワケなんですさすがプロの技!
慣れるまでは少し訓練が必要ですが、コツをつかむと能率よく皮を量産できるようになります。 板の上に置いた手は絶えず前後にゆすりながら、逆の手で皮のむきを変えつつ円型に広げてゆくのです。 打ち粉はたっぷりどうぞ。
あとはアンをしっかり包みこんで、
5分程蒸すだけです。
酒を飲んでる暇もなく、遮二無二つまめる美味しさです。
運動会続きで日焼けの抜ける間のない日々です・・・。
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17/05/20