息子の進学にともない、お弁当の重要性が一段と増してまいりました。 考えると幼年期の食事というのは極めて重要で、 その子を構成する体の要素すべてを、いかにどこまで伸ばせるかを担うのは食なのです。
人生における体の成長期なんてアッちゅう間に過ぎ去ります。 親としてはベストな食事を食べてもらいたいと常日頃考えているわけです。
にもかかわらず、やれ「弁当に絵を描け」だの「色目が地味、全体的に茶色い」とかケチをつけてくる勢力があるわけですが、オイは断固として栄養面を最重要視した弁当を全面的に打ち出していくのです。
弁当おかずアンケートを実施した結果、見事一位を得たのは八幡巻きでした。 和食が好きな、いかにも息子らしい選択です。
薄切りをみりんと醤油を合わせたタレに半時間ばかし漬けておきます。 ウチではこれに砂糖も加えかなり甘めに仕込みます。
流水にあてながら、フキンで表面の土を洗い流し、15センチぐらいに切ります。 ズ太いごぼうの場合は四つ割りにでもして、しばし酢水に浸し、アクを抜きます。
ごぼうが柔らかくなるまで下茹でし、続いてダシにみりんと醤油で薄く調味したもので煮てまいります。
「いきなりダシで煮りゃよかろうもん」と思うかもしれませんが、ごぼうをホロホロにするには結構な時間が必要で、いざ柔らかく煮えたと思っても、冷めてからつまんでみると、何か固くてゴワゴワする。
てことになりかねませんので、じっくり下茹でするんです。
ダシがもう、ほとんどなくなるまで煮たら、そのまま冷まして味を含ませます。
肉の汁気を切ってゴボウを巻きます。 この際二三枚の肉をややズラしながら用いれば、すっぱりごぼうを覆えるでしょう。
巻き終わりに楊枝でも指し、あとは魚焼きグリルで焼くだけです。
焼いてる最中、二三度ハケで先の甘辛ダレを塗るのも楽しいでしょうし、お弁当に入れるならばいっそ、焼いた後甘辛ダレで煮るのも喜ばれます。 肉に関しても二重巻きにしてボリューム出したほうが子供にはウケが良いものです。
ちなみにこの画像は肴用で、軽く冷まして切り分けた後、山椒を振ってつまんでいるアッサリ仕立てになります。
下味をつけた牛肉で、煮含めたごぼうを巻いてつけ焼きする。
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15/03/30