10年くらい前になりますかね庭に柚子の木を一本植えたのは。
今では立派に成長し、この時期になると丸々とした実を枝にたわわせます。
もちろん手製の柚子胡椒を作ったりもしますけど、いつも思うのはしみじみ自作は大変だなあという事ですヒリヒリ。
そこで、こんなのはいかがでしょう。
友人にもらった柚子胡椒を使い切った所でフと、その空き瓶にこびりついている残りがもったいなく思えてきて、とっさに酢を中に入れて振ってみたんです。
するともちろん、柚子色をした液体が生まれましたところ、ひと舐めしたらこれがめっぽう良い風味で特許とりたいくらいです。
ハタと思い立ち、庭に出て柚子をひとつもいできて、本式を作る時みたいに皮をおろし金ですりまして、その柚子酢へ加えてみたのです。
柚子胡椒 + 酢 + 柚子のおろし皮。
枯れていた味が香り高くリボーンしています。
翌朝スーパーへ柚子胡椒を買いに走り、すぐさまおろしたての柚子皮を足したところ、まるで今作ったばかりのような薫りになりました。 そして今度はレモン汁を合わせてみたところ、タバスコよりもぜんぜん使えるスパイスへと生まれ変わったのでした。
柚子胡椒作りの何が大変かというと、青唐辛子を半割してタネをチマチマ取り出す作業になりますが、万が一あれを素手で行うと大変な目に合うという事は以前書きました。 ではその作業を避ければ良いではないかと、市販の粉唐辛子へ柚子皮と塩を合わせたのがこれです。
どちらを作るにしろ大切なのは、もぎたての柚子を使うという事です。
刺身にまぶしたりとかですね。
小三治さんが好きです。
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17/10/04