毎晩食べても飽きないわ
そこから「常・夜・鍋」と呼ばれるようになった鍋です。 向田邦子や池波正太郎も好んで食べたこの鍋は、これといって決まった作り方はなく、 お好みの食材でチャチャッと作れてしまいます。
という事で決まったレシピはありません。 肉と、何らかの食材を合わせて鍋にすればよいだけの話です。 あまり懲りすぎるとまた別の名前が必要になってきますからね。
ページトップはレタスと豚バラ肉の常夜鍋です。
鍋に湯を沸かし、豚バラの厚切りを入れて柔らかくなるまで小一時間煮て、それからレタスを加えます。 各々つまみ上げては、ポン酢でいただきます。
続きましては豚バラスライスとニラの常夜鍋で、カツオダシに豚肉とニラを山ほど入れて煮ています。 ニンニクをおろしこんだポン酢でいただいとりますが、 ここにタカのつめを加え、ダシにめんつゆで味をつけてからモツでも放り込んでやろうかな! とついエスカレートしそうになりますところ、ガマンです。 これはもつ鍋ではない、常夜鍋なのです。
トリガラスープに豚ロースとほうれん草を入れて煮てます。 とっさに胡麻油をたらして塩で味を調えて、春雨でも放り込んでやろうかと思いましたが、 これはピェンローではない、常夜鍋なのです。
常夜鍋を食べ終えた後の煮汁には、豚肉の旨味がたっぷり含まれてますからね、そこへレタスをシャブシャブすると旨いんです。
レタスをむしってよく洗い、皿に重ねて盛ります。 そこから一枚つまみ上げては煮立った汁の中へ浸すと、豚の脂をまとって怪しく光ります。 そのシナッとしたのをポン酢に浸して食べると、これが旨いのなんの!
更新日:23/02/02
公開日:15/10/08