友人のゾルゲル氏は日本に来て6年目のドイツ人です。 自転車と料理をこよなく愛し、ホームパーティーを開いてはドンチャン騒ぎをし、 奥さんに多大な迷惑をかけておりますが、飲むとガハガハ笑いだしてこちらも嬉しくなってきます。
そんな彼の得意料理は「アクアパッツァ」というイタリアの大御馳走でありまして、今回はそれを若干和風寄りにしたレシピです。
何かしらの白身魚を用意します。 ちなみに今回はレンコダイを使っておりますが、タイやヒラメ、白身と指定しておきながらのイワシやアジ、さらにはイカやタコを使っても美味しく作れます。
あらかじめウロコをかいて、ワタを抜いて綺麗に洗っておきます。
浅い鍋が適しています。 スキヤキ鍋などモッテコイです。 今回は無水鍋のフタを利用して仕込みます便利です。
鍋に昆布を一枚ひいて、
その上に魚を乗せ、周囲にニンニクスライス、アサリ、ドライトマトを散りばめます。
この面々が集まっているんですもの、旨くないハズありません。
※本来ここにタカノツメを何本か放り込んでおきたいところですが、子供たちも食べるのでウチでは後乗せ式です。
鍋に日本酒をドボドボ注ぎ、続いてオリーブオイルをこれでもかと、五周ぐらい回しかけます。 最後に水を魚が半分浸かるぐらいに足して準備完了です。
中火にかけて、これからじっくり煮ていきます。
煮ている最中は、沸き立つスープを魚体の上から絶えず流し続けます。 まるでユーリンチーでも作っているかのような塩梅です。
これを辛抱強く15分ぐらい続ければ、魚は芯まで火が通るでしょう。
ちょっと面倒だなと思う時は、上からスッポリフタをして弱火で煮ればよいだけの話です。 10分ぐらいで火が通ります。
味付けは塩だけで十分です。 ちょっとスープを味見すれば、驚きの旨さを実感できます。
仕上げにネギを散らしてアツアツを食卓へ。 見栄えもしますし、おもてなし料理にもってこいです。
Instagramはじめました! ぜひフォローお願い致します。
13/11/21