とある洋食屋さんのパスタがどれもウマイウマイとカミさんが寝言のように毎日言うので、 ついていってみました。 そしたらすごく旨かったです。
特にパスタのツルリとした食感が、決定的に家庭で作るものとは違っていたので、 アレはおそらくパスタ自体が上等なのだ、もしくは茹で方に秘伝があるのかハテサテ・・・。
しかし、ソースに関しては、家庭で作っても充分お店の味に対抗できるとオイは感じました。 でありますから、 今回はその洋食屋さんで食べた、アサリスパゲッティをイメージしながら作ります。
深鍋に大量の湯をわかして、塩少々を投入した後、 パスタをパラパラと広げながら入れます。
アル・デンテを目指すわけです。 アル・デンテとは「歯に」という意味です。 パスタが柔くなる一歩手前の、前歯でスコッと噛み切るときにまだかすかな抵抗を感じられる、 という状態に茹で上げるのです(スパゲッティのゆで方)。
パスタを茹でている間に、ソース作りをはじめます。 アサリは砂抜きをして、 軽く洗っておきます。
今回トマトを入れますが、 別に入れなくたっておいしく作れます。 もしも入れる場合は、 普通のトマトだってプチトマトだって、ドライトマトでも何でもよいです。
ニンニクをみじん切りにしておきましょう。 あわせてタカノツメも種を抜いて、みじん切りにしておきます。
※我が家の場合は、子供がいるので、タカの爪はあと乗せ式です。
フライパンにバターもしくはオリーブオイルを大さじ3杯入れて、 先ほどみじん切りにしたニンニクとタカノツメを加えます。 そして点火。 弱火でニンニクがキツネ色になるまで炒めます。
ニンニクが色づいたところで、 アサリを投入し強火で炒めた後、 日本酒(白ワイン)を振りかけます。 そしてパセリのみじん切り少々と水を大さじ3杯程度加えます。 この「水を入れる」のがポイントでありまして、 交わらないはずの水と油を強火で熱することにより強引に交えてしまうわけです。 これを乳化といいます。
トマトを潰しながら加えます。
トマトを入れて、すぐフタをして、強火で熱しながら、 鍋自体を揺さぶりつつ、煮ていきます。 中の水と油をシェイクするわけです。
しばらく煮てから、フタをあけてみると、アサリたちがパカパカと口を開いているハズです。
そして水と油が交わってできたソースがちょこっとあるはずです。
もしも、そのソースがあまりにも少ないようでしたら、 若干水を追加した後、ほどよく煮詰めます。
多い場合はそのまま適量になるまで煮詰めます。
要は、スープがトロリをした状態、味の濃さになるように水分を調整するわけです。
ここがアサリソースパスタのポイントになります。 上手につくれたら、火を消します。
※アサリをそんなに煮たら、固くなるのでは? そうなんです。 固くはなりますが、 アサリはあくまでもダシを取る為だけに使用するものという風に割り切って作ります。
そろそろパスタが茹であがってきた頃ではないでしょうか。 そんなアルデンテなパスタの水気をよく切って、今度は中華鍋で若干炒めます。 中華鍋をカンカンに熱して、油をやや多めに回しいれます。 そこへパスタを投入し、菜箸で、くっつかないように、底からおこすような気持ちで炒めます。 軽く塩、胡椒を振っておきましょう。
すかさず、アサリソースの中のアサリとトマトだけすくいとって、中華鍋に投入し、炒め合わせます。
そして最後に、プライパンに残るソースを注ぎいれて、パスタ全体とよく混ぜ合わせたらできあがりです。
器に盛り、粉チーズとか刻みノリを散らして食べます。 オイは今回、冷蔵庫の中から見つけ出した小ネギを散らしてみました。 なにを散らしたって、ウマイんですこれは。
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06/11/12