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バーニャカウダ

バーニャカウダ

突如友人が取り出した一箱1000円の高級タバコ「The Peace」に飛びついた某氏は、自らのタバコ遍歴を事細やかに語りだしました。

「ピースていえば、カンピーさ。 ね、知っとるやろあんたも。 カンピーは両切りタバコでさね、フィルターの無かけん普通にタバコば吸うごとすればさ、口に葉っぱの入るけんがさ、口ば真一文字にンーて閉めてから吸うとさ。  だけんが昔のおじさんたちはタバコば吸う時にようペッペしよったやろ。 あれは葉の口に入ったとば出しよったわけたい。」

「両切りのタバコはちゃんと吸えば絵になるとやもんね〜、まず持ち方はこう。 タバコの先ば、外に向けるとじゃなくて、手のひら側になるごと持つとさ。 そして真一文字の口に当ててから吸ってさ、紫煙ばくゆらすとさ」

「ていうてもさ、今の人間はタバコば吸うたらさ、プハーって煙ば吹くやろうもん。 あいがイカンとたいね。 煙は、極力外に出さんとが、ホントのタバコの味わい方たい。 ひと吸いしたら口ば閉じて、肺で味わうとさね。 そして十分満足してから、 ゆっくり煙ば吐くとさね。 だけん煙は外に少ししか出てこんとばい。 昔の映画俳優の吸い方がまた恰好よかったとさ。 今の俳優には吸い方の格好良かモンのおらんやろうが、真似したかねーって思う人間のおらんやろうが。 昔の俳優はね、マッチのつけかたからして恰好よかとやもんね。」

「あっちのマッチは、その辺で擦ればどこでも火のつくけんね、ブーツのカカトでシュッとやってからタバコにつけて、こうやって吸うとさ・・・」

というように、ピースの登場により某氏は火がついて、その後も延々とタバコ談義を続けたのでした。 その間オイたちは、フムフムとうなずきながらも別の話題で静かに盛り上がりつつ、 目の前のバーニャカウダをつまみ続けたのでした。 山盛りにされていた野菜が無くなり、おかわりを注文したのですが、某氏の話はまだ終わりそうもありませんでした。

缶入りのアンチョビ

アンチョビ

バーニャカウダに欠かせないものがアンチョビニンニクです。

今回缶入りのアンチョビを使っておりますが、手作りのものや、エタリの塩辛を使うのもおすすめです。


バーニャカウダのオリーブオイル

オリーブオイル

小鍋にオリーブオイルを注いで火にかけて、アンチョビとニンニクを投入します。 しばらくすると、アンチョビは溶けてなくなってしまいます。 火加減は油がコトコト揺れる程度に調節します。


バーニャカウダの野菜

野菜

何でもお好みの野菜を使ってみてください。  ちなみに今回はアスパラプチトマトカリフラワーパプリカキュウリにんじんブロッコリーを用意しました。  生のままでも構いませんが、あらかじめサッと茹でておくと、子供でも食べやすいかと思います。


バーニャカウダを食べる

食べる

コトコト火にかけている油へ、野菜をチョコンと浸してからパクつくわけです。 酒にもよく合いますし、おしゃべりしながらつまんでいると、いつの間にか大量の野菜を摂取できてしまっていることに驚くハズです。


バーニャカウダのツボ

  • バーニャカウダ専用の鍋もあります。
  • オリーブオイルに生クリームやバター、チーズ等を加えてもったりさせる方法もあり、野菜とよくからんでこれもまた旨いのですが、 やりすぎるとチーズフォンデュと区別がつかなくなります。
  • イタリアピエモンテ地方のフォンデュの一種です。

おさらい

オリーブオイルにアンチョビ、ニンニクを加えて火にかけ、それに野菜を浸してつまむ。


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12/06/12



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