馬刺し
馬刺し

馬刺し桜肉

なんといっても生肉抜きではオイの人生は語れません。  とりわけ桜肉とも呼ばれるこの馬刺しの魅力には勝てません。

カミさんの知り合いが熊本在住で、長崎に帰省する際ついでに買ってきてもらいます。

100グラムあたり1,360円ということでなかなか上等の馬肉でして、 サシも多くて甘みもあり、ウマかったです。

馬肉

馬肉

せっかくの馬刺しですから、大事に少しずつ食べてみます。 半解凍の状態で切っていくと、 薄くキレイに切れますよ。 ちなみにこれは切り分ける前の真空パックされている状態です。


すりニンニク

食べる

すりおろしたニンニクを薬味に、醤油で食べるのが好きです。  わさびを用いる場合は、 「本わさび」じゃないとあまり合いそうにありません。


炙り馬刺し

炙り馬刺し

馬刺しを炙ってタタキにしてつまむと極楽です。 ポン酢ともみじおろしでつまみました。


こうねの塊

こうね

一見牛の脂「ヘット」の塊のようにみえるこの物体は、こうねといいまして、ウマのたてがみ部分の肉(筋)になります。

ひところからすると、随分安くなったような印象があります。


こうねの刺身

こちらも薄切りにして、生姜醤油でいただきます。 こってりしてると思いきや、後味アッサリなんですよね。


馬肉

馬肉は桜肉とも呼ばれます。 由来は桜の咲く頃が一番美味しいからだとか、「咲いた桜になぜ駒つなぐ」という歌からきたともいわれています。

さらにウマの習性から蹴飛ばしとも呼ばれたりもするらしいです。 脂肪は黄みがかっていて、融点が低いので柔らかいのです。  グリコーゲンを多量に含んでいるので肉自体に甘みがあるというわけです。 馬刺しの他にもじゃぶしゃぶやすき焼き(桜鍋)で食べたりもします。


東海林さんは馬刺しをこう表現する

タコの丸かじり』の中でこのように馬刺しを表現しております。 おっしゃるとおりです。

馬刺しの特徴はなんといってもその柔らかさにある。 筋ばったところや、歯にひっかかるものが何もない。 ただひたすら軟らかい。

鶏のササミのようでもあり、牛刺しの脂のないところのようであり、マグロの赤身のようであり、鯨のようでもある。 不思議なことに「陸」の香りがない。 では海の香りかというとこれもない。

生姜醤油で食べるのだが、ねっとり軟らかく、味わっていると舌にまとわりついて、自分の舌か馬刺しの肉か時々わからなくなる。  そしてノド越しがなんともいえず軟らかい。 さっぱりしていて、牛刺しのように、だんだんしつこく感じられてイヤになるということがない。  いくらでも食べられる。 丼にやまもりいっぱいぐらいは軽くいけそうな気がする。


なぜ熊本県では馬刺しが好まれているのか

かの加藤清正公が朝鮮出兵の際食糧難に陥り、馬肉を口にしてみたところめっぽう旨く、それを帰国後広めた事に由来するという。


馬刺しのツボ

  • タタキ風に表面ば炙ってもウマカ!
  • 今回の馬刺しは熊本「肉の有働」のもの。

おさらい

馬肉を半解凍の状態で切って、おろしにんにくに醤油で食う。

05/11/25


*