炙りがんす

がんす呉名物

広島の酒場で飲んでいて、隣にすでにデキアガったおじさんがおり、またそのとなりのお姉さんへむけてしきりに説いていたのが「ねえ、広島のコンビニにはガンスって置いてるの?」という問いでした。

あまりにもクドい質問なので自然と「ガンス」という単語が耳に残り、ハテ何の事かと思えば「アッ!」ちゃんとメニューにありました。 カマボコに衣をつけて揚げたもので、広島県呉市の名物だとか。

早速注文したところ、出てきたガンスを見てまた「アッ!」でした。 これは昔よく惣菜屋の店先で見かけた、揚げカマボコではありませんか。 かじればカリカリ香ばしく、揚げた後、さらに焼かれておりました。

かまぼこ

かまぼこ

ビールのアテにサイコーでしたから、早速がんすの再現に取り組みます。 今回使うカマボコは、市販の厚切イワシ天でしたが、カマボコだったらどんな種類でも美味しく作れます。


衣をつける

カマボコへ、コロッケみたいに小麦粉をはたいて卵液をくぐらせ、パン粉をまぶしつけます。

揚げる

あとは180℃の油でカラリと色づくまで揚げるだけです。 揚がったらしばらく置いて、今度は胡麻油を引いたフライパンで両面炙ればカリッカリです。


がんす

七味を散らせばもうビール祭りですねワッハ。


「がんす」という名の由来

広島の方言で「そうでがんす(そうでございます)」に由来します。


レシピのまとめ

  • 厚切りカマボコでボリューム的に作るのが好みです。
  • カマボコに衣をつけて揚げるのだ、呉最高!

更新日:23/05/31

公開日:15/12/07


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