我家の場合、ジャガイモは買うものではなく貰うものです。
なぜならば、田舎の婆ちゃんが畑で沢山作っていて、時期になると送られてくるからです。 コロッケは用いるジャガイモの種類でも随分味が違ってきます。
ジャガイモを蒸すか茹でるかして、皮をむきます。 そしてジャカイモがまだ熱いうちに、がんばって皮をはぐのです。 ちなみに今回使用しているジャガイモは男爵という品種です。
皮をはいだら、ヘラでザッとつぶします。 軽く塩、胡椒をし、ラップをかけて保温しておきます。
鍋にラードをひいて、みじん切りのタマネギを炒めます。
しばらくし、牛か豚のひき肉を加え、炒め合わせます。 味付けは塩や胡椒、砂糖や醤油などお好みでどうぞ。
炒めたタマネギとひき肉を、つぶしたジャガイモと混ぜ合わせます。 よくこねましょう! できればこのまま一晩寝かせたほうが味は良くなりますよ。 美味しいから、ついこのままつまんじゃったりするんですよね。
コロッケのタネを、好みの大きさ、形にまとめます。 手に油をつけて作業するとスムーズです。
成型したコロッケのタネに、小麦粉をまぶします。 薄く満遍なくまぶします。
※小麦粉をつけずにいきなり卵をくぐらせてパン粉をまぶす手法もあります。 コロッケの主成分はジャガイモ、つまりでんぷん質ですから表面は粘着性を持っていますから。 肉などの場合は小麦粉をまぶすと粘着性を持つようになりますから必要ですけどね。
小麦粉をまぶしたコロッケのタネを、卵液にくぐらせます。 卵液とは、小麦粉、卵、牛乳を混ぜ合わせて液状にしたものです。
※天使の衣でどうぞ!
卵液をくぐらせたコロッケのタネに、パン粉をまぶします。 ちなみにパン粉は食パンをばらし、それを牛乳に漬け込んだものを固く絞って使うと美味いです(パン粉の作り方)。
180℃の油でカラリと揚げて完成です。 3、4分、しっかり時間をかけて揚げたほうが「かじるとサクッ!」の心地よい食感に仕上がります。
※揚げ油は何種か混ぜて使うと風味がよくなります。 たとえばサラダ油に胡麻油を少量たらしたり。
何個でもかじれますなー。
出来上がったコロッケは、ウスターソースをかけてみたり、醤油をかけてみたり、オーロラソースをかけてみたり、そのままカブりついたりと、自由に食べればよいのですが、 こんなクリーミーなソースもステキです。
グラタンを作る際のベシャメルソースに、グリンピースを混ぜ込みます。 グリンピースはあらかじめ炒めておいてもそのままでも結構です(グリンピースごはん)。
揚げたてのコロッケに、ベシャメルソースをかけて食べます。
こちらにまとめてあります→クリームコロッケ。
東海林さだおの丸かじりシリーズに、コロッケ丼なるものがありました。 簡単にできますので、今度コロッケを作ってみたときにでもお試しください。 まずはコロッケを上手に揚げておいてから、炊き立てのご飯を盛り、そこへバターを散りばめて、醤油をたらします。 分量はお好みでどうぞ。
上から揚げたてのコロッケを乗せ、割合丁寧に突き崩します。
ウスターソースや中濃ソースを自分好みに調合したものを上からかけて、むさぼります。 コロッケ丼のおかずには、コロッケが合うのだとか。
コロッケを揚げると、割れてしまう場合があります。 これは衣がよくついていない場合におこります。 卵液をまんべんなくコロッケタネにつけておかないと、ついていない部分から油が内部に侵入し、水分をはじき、材料を引き離してしまうというわけです。
さらに、揚げ油の温度が低すぎる場合も割れる原因となります。 コロッケは160℃〜180℃の間で揚げましょう。
05/11/20