この壺何だか分かりますか?
そう、某老舗焼鳥屋秘蔵の「たれ壺」です。
串を浸しては焼き、たれが減っては注ぎ足して、テリ焼きを何十年も続けた結果 、育まれた妙味はその店独自の旨味を産みだす秘密の調味料へと成長したのです。
くり返し用いるうちにタレの中へ素材の脂やダシが落ち、混じり合います。 たれの歴史が古いほど、そこには独特の味が混ざっているという事になるのです。
さあ今からでも遅くありません。 マイたれ壺のオーナーになりましょうよ!
まず火だねとなるタレを調合せねばなりません。 基本みりん、醤油、砂糖、酒を合わせて火にかけ造ります。
焼き鳥のタレや、ぶりの照り焼きのたれをイメージすると分かりやすいですね。
ちなみに私が育んでいるたれは、めんつゆに用いるかえしをベースとしたものです。
今年で8年目になりますかね、減ったらその都度注ぎ足しながら愛用しておりますが、その方法はというと、ペロリと味見をして甘辛を見極め、自分好みに醤油を足したり煮切りみりんや酒を注ぐ、といった具合です。
保存は室温に安置しておりますが、悪くなった試しがありません(自己判断におまかせします)。
ちなみに秘伝だれは醤油ベースのものだけでなく、ウスターソース版も秘蔵しておりまして、 日々串カツやレバカツに活用しては、減ったらその都度ソースを注ぎ足すという生活を続けて3年目になります。
こちらも相当奥深い味を醸しておりますよ。 ただ、フライを漬ける手前、時折揚げカスを掬いとるという面倒を見てあげなきゃいけませんけどね、そこがまた可愛いんです。
更新日:23/02/07
公開日:18/04/23