ソースパン、ソテーパン、雪平鍋

ソースパン、ソテーパン、雪平鍋

ソースパンやソテーパン、雪平鍋などの片手鍋系はいくつあっても事足りないぐらい活用度の高いものです。  ご自身の調理スタイルにあったものを選びましょう!

ソースパン、ソテーパン

ソースパン、ソテーパン

ソースパン、ソテーパンの違いは何なのか? それは右の画像で一目瞭然です。

ソースパンは深めの片手鍋のことで、ソテーパンは、浅めの片手鍋になります。 両者とも、底が平らで、厚めのアルミ製が多いみたいです。

ソースパンはちょっとした煮込み料理などに用います。 わざわざ寸胴鍋を持ち出すまでの分量でもない少量のシチューを作る際等に重宝します。

ソテーパンは炒めのものや、ちょっとしたソース作りに活用します。

丸元淑生はシステム料理学の中でこう書いております。

炒めものにはソテー鍋があると重宝する。 フライパンよりもはるかに使う頻度が高いのだ。

ふたつきのフライパンを英語ではスキレットという。 ソテー鍋はスキレットよりも少し深めで、ふたのできる厚鍋である。

なぜかわが国では、戦後の洋風化につれてシチュー鍋のみが普及して、このソテー鍋は輸入されなかった。  フライパンとシチュー鍋があればすべての料理ができるという簡便主義者の主張が鵜呑みにされた結果だろう。


鍋厚

さて、ソースパン、ソテーパンについて軽く説明したところで、ディテールをチェックしていきたいと思います。

ちなみに今回はアカオアルミ製のものになります。

まずは板厚に着目します。 鍋の内径サイズが15センチ〜36センチまであり、大きくなるにともない板厚も厚くなります。

ちなみに今回、ソースパンは18センチ、ソテーパンは21センチのものを購入しました。 サイズスペックについてはアカオアルミ公式サイトにオンラインカタログがあります。  アカオ総合カタログ2009

※カタログにはソースパンが片手鍋、ソテーパンは浅型片手鍋という名称で掲載されています。

取っ手

取っ手は金属製でストロングなものです。 木製やプラ製の取っ手に慣れていると、はじめは多少使いづらいかもしれません。


リベット

取っ手と鍋本体はリベットで無骨かつ頑丈に止められており、まさにプロユースの雰囲気を醸し出しています。


フタ

どちらも寸胴鍋ばりのフタが付属しています。


ソースパン、ソテーパンの使用上注意点

ソースパン、ソテーパンの使用上注意点

このシールに書いてあるように、ソースパン、ソテーパンのふた、取っ手は火にかけると大変熱くなります。  調理中は素手で持てません。 ご使用の際は鍋つかみなどが必須となりますのでご注意ください。

それともう一つ。 ソースパン、ソテーパンともに厚手の素材で頑丈に作られているため、材料を入れるとかなりの重さになります。  小さいサイズのソテーパンでも嫁が「重い重い」と嘆いているので、 か弱い方は後述の雪平鍋のご利用をオススメいたします。

以上ソテーパン、ソースパンのご紹介でした。 鍋のフチが反り返っていてふきこぼれにくく、お気に入りの鍋です。

この店で買いました


雪平鍋

雪平鍋

雪平鍋とは何なのかというと、木製の柄のついたよく見かける例の鍋のことです。  一般的な和風鍋で、汁の注ぎ口が左右両方に付いている場合が多く、あらゆる調理に対応する万能鍋として知られます。

本来は、在原行平が須磨で海女に潮をくませて塩を焼いた故事に因むという土鍋の一種でありますが、現在では金属製であることがほとんどです。

行平鍋や、単に雪平と呼ぶこともあります。


雪平鍋の取っ手

この度入手したのは、同じくアカオアルミのゆきひら鍋(23センチ)です。 取っ手は木製で手になじみやすく又、ネジで本体と固定されています。  使い込むにつれ取っ手が傷んできた場合、ネジをはずして取ってだけを取り替えることができます。


雪平鍋の注ぎ口

この雪平鍋には両側に注ぎ口があります。 注ぎ口があるのとないのでは利便性に大きな差があり、 日頃雪平鍋に親近感をおぼえる理由の一つになります。

雪平鍋をここで買いました


使用前に

アルミ鍋を使用する前に

鍋についていた説明書によると、はじめて使用する前に米ぬかや野菜くず、米のトギ汁を入れて10分ぐらい煮沸すると皮膜ができて、鍋内部が黒く変化することを防ぐことができるとありました。

ちなみに黒くなっても無害であり、そのまま使用しても何の問題もないそうです。


鍋の焦げ付きをとるには

鍋を火にかけているのを忘れ、まっくろけっけに焦げ付いてしまった・・・。 そんな場合は鍋にたっぷりと水を張り、重曹を少々加えてから4、5分火にかけます。 湯を捨て、 こすり洗いをするときれいになりますよ。


ソースパン、ソテーパン、雪平鍋のツボ

  • 空焚きはしないでください。
  • アルミの比重は2.7で、鉄やステンレスのほぼ1/3。
  • アルミは鉄やステンレスに比べ熱伝導が良い。 熱ムラがないので料理の仕上がりが良い。
  • 鍋はサラダボールの代わりになるが、サラダボールは鍋の代わりにならない。 魚柄仁之助

おさらい

ソースパン、ソテーパン、行平鍋で旨い料理をこしらえる。

09/06/13


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