七草粥とは春の七草を入れたおかゆです。 春の七草は次の通りです。
カブとダイコン以外は一体どの草が何なのかまったく区別できません・・・。
ちょうど時期になるとスーパで七草がセットになって売られており、今回はそれを使用しています。
七草をサッと茹でて、すぐ水にさらします。
水気を絞って細かく刻み、あとで粥に加えるわけです。
※かぶ、だいこんはこまかく刻んでからお粥と炊いてみました。
おかゆを炊きましょう。 ひとくちにお粥といっても水加減で様々です。 お好みのおかゆを炊いてください。 炊き方は粥(おかゆ)にまとめてあります。
おかゆが炊けたら用意しておいた七草を加え、ザッとあわせ、塩で調味します。 アツアツでどうぞ。
長野県では、
唐土の鳥が日本の土地に渡らぬ先に、七草なずなのせりたたき
と言いながらまな板の上のせり等を包丁の峰でトントン叩きます。 叩いた菜は塩味のお粥が仕上がる間際に入れるとちょうど良くなり、小さく切って焼いた餅も入れます。 これを茅野では七草なずなのせりたたきといって、豊作を祈る風習でもありました。
島根県では、
右手にしゃもじ、左手にすりこ木を持ち、まな板を叩きながら、
唐土の鳥と日本の鳥と、唐土の鳥は日本へ帰る。 日本の鳥は唐土へ帰る。 唐土の鳥が日本の土地に渡らぬ先に、七草そろえてやあやあやあ
と言いながらお供えを切りお粥を炊きます。 他にも、七草を鍋のフタかまな板に載せ、すりこぎと杓子で叩きながら、
唐土の鳥が日本の土地へ渡らぬ先に七草たたいてやーほやーほ
と唱え、その後七草を刻んでお粥にする地域もあります。
正月七日に春の七草を入れたお粥を炊いて神様に供えたことにはじまります。 古くは醍醐天皇の時代から食べられ、枕草子にも七草がゆの記述があります。 風習として定着したのは江戸時代です。
元々は古い中国の習慣(毎年官吏昇進を七日に決め、その朝薬草を食べ、出世を祈った)が日本に伝わったもので、七日の朝に炊いて、無病息災を祈るならわしです。
伊勢神宮では正月七日に内宮外宮に七草粥を作って供えるしきたりがあります。
10/01/06