甘酒

甘酒

この前カッパのミイラを見学に松浦一酒造に行きました。

見学を済ませ、どの酒を買おうか悩んでいる間、子供たちは甘酒の試飲をもらって飲んでいました。

甘酒初体験の子供たちは口々に「甘い!」を連発し、気に入ったようでした。

そこでオイは甘酒を自作してみようと決心したのです。 酒とはいうものの、アルコールはほとんど入っていないので、子供たちも少しは飲めます。

息子と一緒に酒を交わすのはまだまだ先だな、と思っていましたが、甘酒だったら今すぐ交わせます。 甘酒をこしらえて、子供と一杯やりたいと思います。

※甘酒には1パーセントほどアルコールが含まれていますので、お酒に弱い方が多量に摂取すると酔う可能性があります。 ご注意ください。

米麹

米麹

甘酒を構成しているのは米、水、麹(こうじ)、たったのこれだけです。

砂糖も入れていないのに、どうして甘酒はこんなに甘いのか? それが麹の働きなのです!

今回はスーパーで入手した一袋200グラム、300円ぐらいのこうじを使います。


もち米

もち米

こうじ200グラムに対してもち米を150グラム用意します。 研いだもち米を、柔らかめに炊きます。

柔らかめといったって、一体どの程度柔らかめなのか? オイは今回もち米の1.5倍の水を使って炊きあげました。

かるいお粥のような仕上がりです。

鍋にもち米、水を入れ、強火にかけていると沸騰してきますので、すぐに弱火にし、20分炊きます。 炊きあがった20分ぐらい蒸らしておきます。


冷ます

麹投入

蒸らし終わったもち米を65℃ぐらいになるまで冷まします。


こうじをあわせる

そしてこうじをよく揉みほぐしながら混ぜ合わせます。

温度が高いとこうじが十分に働いてくれませんのでご注意ください。


温度を下げる

混ぜ合わせつつ温度を50℃ぐらいまで下げまして・・・


甘酒熟成中

鍋ごと新聞紙や毛布にくるんで置いておきます。

甘酒が完成するまで温度を常に50℃前後に保つことが重要で、そのような環境を用意できるのならば、別に新聞紙や毛布にくるまなくても結構です。

オイは今回、新聞紙でくるんだあと、電気カーペットの中にもぐりこませ、さらに上から湯たんぽを乗せておきました。

あとはただひたすら待つだけです。 最低でも8〜12時間はそのままにしておきます。


甘酒完成間近

数時間経過したところで気になって仕方がなくて開けてみました。 若干飴色になったようで、嗅ぎ覚えのある匂いがします。  そうです、ぬか漬けの匂いにそっくりです!


甘酒

仕込んで二日目、ついに水気がでてきて甘酒っぽくなりました。 少しなめてみると、もうこれはまさしく甘酒です!  甘みの中に滋味があふれています。

でもちょっとまって、見た目が想像している甘酒と違うな、もうちょっとなんちゅうかこう、液体っぽいと思うのですが(ページトップの画像)・・・。


雑炊完成

甘酒の完成

見た目はどうだっていいんです。 この仕上がりでいいのです。 飲む際は水、もしくはお湯で割り、楽しむのです。 もちろんこのままお粥のように、 さじですくって食べても美味しいですし、飲む際は、ショウガの絞り汁をたらすとグッと風味が引き立ちます。

自家製甘酒、一度試してみませんか?

※まだ未検証ですが、もち米を炊く際の水の量、寝かす温度、時間によっても甘酒の水分量はかわるのではないか、と考えています。


かんたんあまざけ

米60g、水240ccを鍋に入れて20分弱火で煮、お粥を作ります。

お粥をある程度冷ましてから米こうじ100gと合わせ、ヨーグルティアで50度、8時間温めるだけです。


甘酒のツボ

  • 麹菌のジアスターゼが、もち米の炭水化物を分解してブドウ糖を作るため、自然の甘みがかもし出される。
  • 甘酒には食物繊維やオリゴ糖も含まれている。
  • こうじがダマになる場合があるのでまんべんなく混ぜ込む。
  • うるち米でも作れます。
  • 甘酒は江戸時代から親しまれる健康食品。
  • 麹で発酵させるわけです。
  • 塩を少量加えて飲むのも旨い。
  • 保温に炊飯器を使うというテもある。
  • 麹だけでも甘酒はできるらしい。
  • 甘酒で塩辛も作れます→いかの甘酒塩辛、黒作り
  • 酒粕を水で溶いて、沸かし、砂糖少々、塩ひとつまみで簡単甘酒ができる。

おさらい

もち米でおかゆを炊き、麹菌をまぜて二日寝かせる。

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09/2/20



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