先日グリンピースを大量にいただいたので淡煮と豆ご飯で楽しみました。
お礼に行ったところ、なんと今度は、そら豆を大量に頂戴してしまったのでした。 名作、ソラマメと鶏肉のサラダを堪能したり、 そのまま塩茹でしてつまんだり、グリンピースご飯と同じように豆ご飯にするという調理法が思い浮かびましたが、今回はちょっと趣向を変えて、冷たいすり流しをこしらえてみます。
まずはそら豆のさやを破り、そら豆を取り出し、薄皮がついたまま塩茹でにします。
柔らかくなるまで煮てください。 柔らかくなったかどうかは茹でるはなからつまんでみればよくわかります。 塩茹での美味しさに、つい、つまみすぎてしまうかもしれませんよ。
豆が柔らかく煮えたら、ザルにあけます。 豆の煮汁はあとで使うので捨てないでくださいね。
そら豆の水気をよく切ってから、薄皮をひとつづつ丁寧にむいておきます。
長ネギをみじん切りにして無塩バターでじっくりと炒めておきます。
薄皮をむいたそら豆と炒めた長ネギをフードプロセッサーに入れてグリグリ回しこみ、ペースト状にします。
とはいっても、はじめはなかなか思うように回転してくれませんので、のけておいた茹で汁をちょっとずつ加えながらペーストに仕上げます。
水気が増えるとようやく思うように攪拌(かくはん)できるようになります。 思いのほか簡単にペースト状に仕上がりますよ。
ここで昆布だしをちょこっとずつまぜこんでいきます。 どのくらい加えるのか? 濃度の目安はあとでボールに移す際、フードプロセッサーからそら豆ペーストが難なく流れ落ちるぐらいでよいかと思います。
そら豆ペーストをボールに移し、塩で味を整えます。 塩を加え、よくかき混ぜ、ちょっとすくって味見し、物足りないようだったらまた塩を足す、という風に調味します。
味が決まったら、ボールごと冷蔵庫に入れてよく冷やしておきます。 召し上がる寸前に器に盛り、黒胡椒を散らしていただきます。
大した材料は使っていないのですが、非常に濃厚な風味がします。 動物系スープは入れていないハズなのに、 アボカドのスープに匹敵するような奥深く重厚な味がします。 豆にはやっぱり力があります。
09/05/15