寒くなりましたね。
しかも師走で何かとお忙しいことだと思います。 そこで今回は、 「火にかけているだけで簡単に作れてしまう絶品お鍋」をご紹介します。
その名は「ポトフ」。 まさに今の時期ピッタリの料理だと思いますよ。
今回、牛バラのブロックを使います。 なるべく多めに用意してください。 そのほうがダシにコクがでます。
肉種は別に牛にこだわる必要はなく、豚でも、鶏でもなんでも結構です。 部位もお好みでどうぞ。 牛+鶏みたいに組み合わせて使うのもオススメです。 味に奥行きがでますよ。
野菜もお好みのものを使えばよいものですが、そうですね、定番的なものとしては、まず人参です。 皮をむいて、丸ごと使います。
たまねぎの皮をむいて、丸のまま使います。
ジャガイモの皮をむいて、丸のまま使います。
ポトフといえば、ついキャベツですが、今季節は冬。 白菜がとても美味しいのに、使わないのはソンです。 白菜一株を鍋に入る大きさに割り、そのまま放り込みます。
さて材料は出揃いました。 あとはコトグツ煮れば、もうそれだけでポトフが作れてしまうのですが、 ちょっとそれでは「ラクしすぎ」だと思いますので、せめて、あらかじめ水の中に昆布を浸しておいて、 昆布だしで煮込んでいきたいと思います。
※ちなみに今回、昆布の他にも干ししいたけ、貝柱をプラスしてダシをとりました。
材料を鍋におさめてダシをヒタヒタに張ります。 強火にかけて、沸騰したら弱火にし、グツグツと最低3時間ぐらいは煮込みます。 この際月桂樹の葉2、3枚、 ブーケガルニ(参考:ビーフシチュー)を放り込んでおくと、香り高く仕上がります。
味つけは塩、黒胡椒のみで行います。 少しずつ加えていっては味をみて、煮上がりに寸前に最終調整をするとよいです。
※アクはそれほどでませんが、マメにすくいとったほうが美味しく仕上がります。
さてさて、三時間が過ぎた頃、キッチンは野菜の甘い香りで満たされているはずです。 ポトフの入った鍋を覗くと、おいしそうに野菜と肉が煮えています。
このまま鍋ごと食卓へ運び、まるでおでんやピェンローを食べるかのように、 皆でつつけば美味しいものです。 しかし、ポトフの楽しみ方はこの限りではありません。
野菜、肉、スープを別々に食べる、という方法もあるのです。
今日は肉だけを取り出してスライスし、酒のサカナにしてみたり・・・。 まるで手作りコンビーフのような味がします。
※アツアツでも冷めても美味しいです。
次の日は野菜を取り出して水気を切り、ウインナー等の付け合せとして味わってみたりします。 サワークリームをかけると美味しいです。
そして三日目、スープをこして、まるでコンソメスープのように、いただきます。
※油が気になる場合は取り除いてください。
とまあ、こんな風に別々にいただくということもできるのです。 非常に便利です。 そもそもポトフとは、フランスの代表的な家庭料理でありまして、 ポトフとは「火にかけた鍋」という意味があります。
朝から仕込んで日がな一日煮るだけで、肉料理、野菜料理、スープと3品作れてしまうという、とても合理的で素朴な料理なのです!
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10/12/04