美味しい日本酒を沢山常備しているとある料理屋にて、「日本酒はどうも甘ったるくてイケねえです。 辛口の日本酒もありますか?」なんて尋ねてみたら怒られました。
「あのね、日本酒ってものはね、甘いのが極上なんです。 だから、辛口辛口言わないで、ワシが進めるのを飲んでみてくだせえ」と、さんざんウンチクを語られました。
それ以来、甘めの日本酒にも手を出すようになり、日本酒の奥深さを研究していきたいと、常々考えております。
清酒の別称。 米からつくった日本の伝統的な醸造酒で、明治以降、外国からの酒に対して、それまでたんに酒と称していた清酒を、 日本酒として区別するようになった。 米、米こうじ(コウジカビ)、水を原料として発酵させ、濾(こ)したものであるが、醸造用アルコールや糖類などを添加してつくったものも存在する。
日本における酒の発展の過程は不明な点が多いが、8世紀に編纂(へんさん)された「播磨国風土記(はりまのくにふどき)」に、 カビの生えた乾燥した飯で酒を醸したことが記されているので、8世紀初めごろにはすでに、酒造りに麹(こうじ)が用いられていたことが考えられる。
酒は、はじめ濁酒(にごりざけ:どぶろくのこと)であったが、やがて濁酒の上澄みの部分や、絹ぶるいで濾した澄み酒がつくられるようになった。 酒造の技術は時代とともに進歩し、室町時代にはかなり現在の酒に近いものがつくられていたようである。
江戸時代以前は、季節をえらばず酒が造られていたが、末期ごろから寒造りに限られるようになった。 そのため、山間積雪地の農民などが農閑期に出稼ぎで 酒造りに従事するようになり、彼らを杜氏と呼んだ。 江戸中期以降は、水質と立地条件のよさから、現在の兵庫県灘(なだ)を中心とする地域でとくに酒造が盛んになった。
日本酒に使われる米は、山田錦が最高級とされている。 他にも、五百万石、美山錦、雄町、八反錦などがある。 よい酒米の条件としては大粒、心白が大きい、 たんぱく質や脂肪が少ない、吸水がよいなどがあげられる。
山田錦は日本一酒造りに適しているといわれている米の銘柄のこと(酒造好適米)。 大正12年に兵庫県立農業試験場で、雄町系の短稈渡舟と山田穂を交配し、昭和11年に兵庫県の酒米の推奨品種となった。
山田錦は兵庫県で全生産量の86%にあたる2万トンが生産されている。 でんぷんの塊である中心部の心白が大きく、縦に2分しても吟醸酒作りに欠かせない麹がつきやすい。 米自体が溶けにくく、低温でゆっくり溶けるため、吟醸酒作りに向く。
以前は清酒に特級・1級・2級と3段階の級別制度があったが、1989年4月に廃止された。
日本酒のランクは精米歩合で決まるといっても過言ではない。 精米歩合60%ということは、米の40%をぬかにしておとすということ。 残る60%の米で作る。 精米歩合が下がるほど よい酒となる。
※精米した残りのぬかは、酒つくりには不必要なので、せんべい、あられの原料とされる。
代表的な酒の神様。
酒作りに使用する米を蒸すための桶。 底に穴があいている。 その年の米を蒸す作業を終え、甑を片付ける作業を甑倒しという。
酒作りをすべて終えること。
日本の醸造や、発酵食品に欠かせない子嚢菌系不完全菌類コウジカビ属の菌類の総称。約185種が知られている。
麹(こうじ)に水と酵母、蒸米(じょうまい)を加えたもの。 酒母を?(もと)ともいう。
酒造りの職人の頭のこと。 農山漁村から造酒屋に出稼ぎにくる酒造労働者の総称を蔵人(くらびと)といい、その責任者にあたる。 「とじ」ともいうが、俗に親司(おやじ)ともいい、 酒造家から日本酒の仕込みに関する全責任をおった。 名称の語源は、古来から神にささげる酒をつくるのは女性の仕事であり、一家の主婦の尊称である刀自(とじ)からきたという説や、 古代、造酒司(さけのつかさ)で酒をつくるのにもちいた容器の名称である大刀自(おおとじ)、小刀自(ことじ)からきたとする説などがある。
現在、山内杜氏(秋田)、南部杜氏(岩手)、越後杜氏(新潟)、丹波杜氏(兵庫・多紀郡)、但馬杜氏(兵庫・美方郡)、能登杜氏(石川)、諏訪杜氏(長野)、 丹後杜氏(京都)、安芸津杜氏(広島)などの杜氏集団がいる。
清酒醸造技能士の国家試験制度があり、杜氏資格者は「清酒醸造1級技能士」とよばれている。 女性が杜氏をしているのは、広島市の酒造会社につとめる1人のみである。
以上、マイクロソフト エンカルタ百科辞典より
完成した日本酒を貯蔵しているタンクを開け、利き酒会を行う日のこと。 利き酒をする場合に使用する猪口(ちょこ)は白い磁器製で底に青い2重丸がついている。 これで透明度、色をはかる。
利き酒の手順としてはまず香りをかぎ、わずかな酒を口に含み、息をすいこみながら舌のうえで転がす。 そして口に含んだまま鼻から息を抜き、香りを味わう。 のんではいけない。
酒は古くなると色がついて、味、香りとも悪くなると言われるが、酒の造り方や貯蔵年数、温度等の好条件が整うと、 思いも寄らない素晴らしい酒になる。 3年以上貯蔵すれば熟成の効果が顕著に現れることから、丸3年以上熟成させた酒を長期熟成酒と呼ぶ。
自家熟成酒とは、酒屋さんが独自に熟成させたお酒のこと。 蔵元で熟成するのではなく、蔵から出た後の段階で熟成させたお酒。
アルコールに水あめ、化学調味料を入れ、三倍に増量したもの。
酒飲みは酒がすすむにつれてますます大酒を飲むという意味。
酒を飲んで本心を失う。
酒量の大小は、体格の大小には関係がないこと。 また、酒飲みには酒専用の別の内臓があるという意味。
酒に酔ってもその人本来の性質はかわらない。
酒は憂いや心配を除き去り、忘れさせてくれるもの。
適度な酒は、どんな薬にも勝る効果があるという意味。
酒を振舞って、かえって乱暴される。 恩を仇で報いられることのたとえ。
以上、広辞苑より
こちらを参照ください→日本酒ラベル表記について
米を蒸しておいておくと、糀菌(こうじ)が入って腐りかける。 すると甘くなる。 糖化するわけだ。 その時、イースト菌を加えると酒になる。 日本酒の原理である。 今日こそ 糀菌、イーストという言葉をつかうが、昔はそんな表現はしない。
酒屋には必ず杜氏という技術者がいた。 杜氏の仕事は、糀の素で発酵させた米を自然イースト菌と触媒させることである。いうなれば、甘酒に空気を吹きかけるだけである。 しかし むずかしいのは、このときの温度である。 熱ければイースト菌は死ぬし、寒ければ繁殖しない。 この適温を知るのが杜氏である。
イースト菌で発酵しはじめた酒をそのまま放っておくと、酢になるから、途中で火入れをする。 塩辛類はここで塩を使う。 日本酒は熱で菌を殺す。 このタイミングがむずかしい。 今日ではすべて科学的に処理されるが、当時は経験によるカンである。 この結果、菌が死んで、どぶろくができる。 そこに藁灰をまぜると、あく汁によって繊維と澱粉が収縮するから下に沈殿して、 上ずみができる。 それが今日の清酒である。 今日ではあく汁のかわりに薬品を使う。
簡単にいうと、米を蒸して麹菌で発酵させ、糖化したところに生ビールを入れると、日本酒ができる。 生ビールはイースト菌がはいっているからである。
こうしてできた上澄みを杉樽に入れる。 昔は壷にいれて、腐りかけると杉の新芽を漬ける。 杉はフーゼル油という油脂をもっている。 杉のヤニなのだが、このフーゼル油は防腐作用を持っている。 だから、昔の酒屋は杉の新芽を沢山用意してあった。
奈良県の大神神社という酒の神様をまつる神社は、杉の新芽でつくった玉を売っている。 昔、酒屋はそれを買ってきて、酒が腐りかけると漬ける。 すると元に戻る。 その杉を束ねたものを酒林(さかばやし)と呼ぶが、酒屋には昔、それを門口に吊ってあった。 だから酒林が吊ってあると「あそこは酒屋だ」とわかるわけで、これが日本の看板の元祖である。
このフーゼル油はレモンの皮にも含まれるが、結局、運搬するときに樽を杉で作ればいいから、江戸時代になって酒樽は杉樽になった。 日本人は杉を建材に使ったせいもあるが、杉の フーゼル油が染みこんだ酒の匂いを樽酒といって喜ぶ。
江戸まで運んでいった酒を「下り酒」、それを上方に持って帰ったのが「戻り酒」。 江戸まで馬の背に積んで揺られて酵熟した酒がもう一度、東海道五十三次を戻ってくる。 この戻り酒が 非常に高い。 なぜかというと、結局、杉の木のフーゼル油の香りが、全体にほどよく広がって酵熟しているからだ。
江戸の酒は評判がよくなかった。 酒の本場は当時でも関西だったわけである。 江戸の酒は、東海道を関西から下ってきたものではない。 つまり、下らない酒ということになる。 現在、 つまらないとか、大したことないとかのことを「くだらない」と表現するが、その語源は、この「くだらない酒」からきているのである。
秋鹿酒造は山田錦を自分で栽培している。
「生」には「手作りの技 袋吊り斗瓶取り」というラベルがありました。 生は冷蔵庫で保管。
新鮮な味と香りをご賞味いただきたく一切加熱処理をしておりません(ラベルより)。
仕込第二十九號。
辛口なのに柔らかなのどごしすぐれもの(裏ラベルより)
やや辛口のまろやかな、味と香り(裏ラベルより)
穏やかな香り 豊かな味わい 5℃以下の保存(裏ラベルより)
神亀上槽中汲酒は圧力を加えずに酒槽から自然に流れ出た酒を、その場で瓶詰めした、風味豊かな純米生酒です。 薄くにごった状態ですが、濾過や加熱殺菌を一切せず、 オリが含まれている為で、品質の変異ではありません。 これが本当の槽口酒です。 酵母が生きたまま瓶詰めされていますので、5℃以下の冷蔵庫で保管してください。 瓶詰め後 一ヶ月位から、より美味しくなります。 室温、または冷やしてお飲み下さい。(ラベルより)
神亀酒造株式会社は全国でただ一軒だけ、純米酒のみを造る会社だそうだ。
すぐに飲む場合は、0℃ぐらいで10分〜1時間冷やしてから。 保存する際は2〜-5℃で。
※蓋が飛びます。
「菊姫は濃厚旨口」じっくり熟成させて、旨みをのせています。 だから、ほんのり黄金色。(裏ラベルより)
お酒の色は熟成による自然な山吹色をしており、目も楽しませてくれます。(裏ラベルより)
純米酒の濃厚な味のイメージを一新する上品ですっきりとした飲み口をお楽しみください。(裏ラベルより)
お米と水だけで自然の造りをした無濾過の純米原酒です。 無濾過原酒の力強く豊かな旨みが特徴です。 冷やすか常温でより美味しくお楽しみいただけます。(裏ラベルより)
秋田産の厳選された原料米、豊富に湧出する清冽な伏流水、北秋田の豊かな風土の恩恵を受け、厳寒の中、秋田山廃仕込でじっくりと丹精込めて醸し出しました。(ラベルより)
生酒の為、酵母が生きて発酵しています。 炭酸ガスが含まれていますので、ガス抜きの穴をあけています。 振らずにゆっくりとガスを抜きながら開栓してください。(ラベルより)
元禄の頃より極寒のこの時期に搾った酒を毎年、平戸藩主に酒の出来をみていただく為に、献上しておりました。 火入れ、濾過、割水などは全く行っていない、搾ったままのおりがらみの生酒です。(ラベルより)
風邪を引いてなんだか調子が悪いときに飲む。 古くから風邪の特効薬のように語られている。 生卵を割り落としておいた器に、お燗した酒を注ぎ、まぜる。 好みでハチミツや砂糖を加えたり、 沸騰させてアルコールを飛ばしてしまったりする。
※
=好きな銘柄です。 皆様オススメの日本酒がございましたら教えてください。
探して飲んでみます。
お酒は20歳になってから。 妊娠中や授乳期の飲酒は胎児・乳児の発育に悪影響を与える恐れがあります。
酒は楽しいときに飲むものだ。 ヤケ酒は酒を造った人に対して失礼だ。(夏子の酒より)
07/05/10