5歳になる息子の好物に、玉子焼きがあります。 遠足時のお弁当には卵焼きを入れてあげないとふてくされるほどです。 オイが出し巻き卵を練習しようと考えたのは、そんな息子のためでした。
今回卵を3つ使用して作ります。 ボールに卵を割りほぐし、そこへみりん、薄口醤油各大さじ1、 二番出汁を60cc加え、混ぜ合わせます。
玉子焼き器を火にかけて、油を薄めにまんべんなくしきます。
卵焼き器に卵汁を薄く、 なおかつ満遍なく全体に広がるように流しいれます。 もしも卵に気泡が入ったように脹らんだ部分があれば、早急に箸で潰しておきます。
火力が強すぎると、一瞬にして卵が固まりだして広げることができませんので、火加減弱めでお願いします。
さらに卵汁が少なすぎても、多すぎてもよくありませんので、一度に流し込む量は、何度か試してみて丁度よい頃合を見つけるほかないと思われます。
広げた卵の表面が固まりだした頃を見計らい、折りたたむようにして卵をまとめます。
広げた卵の3等分ぐらいのつもりで折りたたむとカッコイイ出汁巻き卵が作れますが、きっちり3等分にできなくたって、まだ随時卵汁を流し込んで、まとめていきますのでごまかしがききます。
折りたたんだ卵は一旦卵焼き器の奥までスライドさせて、再び油を満遍なく行き渡らせます。 卵汁を流し込む前に、いちいち油をひくことが上手に出し巻き卵を作るコツです。
※折りたたみ始めるタイミングも、経験と勘によるところが大きいようです。 なんどもチャレンジしてみてください。
空いたスペースにまた卵汁を薄く流しいれ、頃合をみてから3等分に折りたたみます。 段々と出汁巻き卵が雪ダルマ式に大きくなりだし、少し嬉しくなります。 これを卵汁がなくなるまで何度も繰り返します。 焼けてまとめた卵焼きを箸で少し持ち上げて、 その下にも卵液を流し込むことがポイントとなります。 一番初めに折りたたんだときよりも、段々と折りたたみやすくなってきます。 いちいち油をひくことをお忘れなく。
焼き上げた出汁巻き卵をまな板の上におき、上から巻きすをあてて、形を整えます。
はいこれにて出汁巻き卵の完成です。 切り分けて食べます。
サンドウィッチにしたり!
吸い物にするのもひとつのテです。 だし巻きから流出するダシを、まさにダシで防いでいるというワケです。
関東では卵を粗く溶き、出汁は少量にして調味に砂糖を用い、焼き色をつけながら四角形の鍋で、向こうから手前にたたみながら焼きます。
関西では卵を丁寧に溶き、出汁をたっぷり使い、卵液を漉してからキメ細かにしてから焼き色をつけずに長方形の鍋で、手前から向こうにむかってたたみながら焼きます。
08/3/17