チリメン山椒をご飯に混ぜこんで、それをおにぎりにします。
これを弁当にして山に登り、頂上で食べてみてください。 これであなたはもう、チリメン山椒おにぎりの虜となりました。
別に山に登らなくても結構ですので、上等のちりめんじゃこで作ってみてください。 温かいご飯や酒肴にもぴったりです。
まずは山椒がなければ始まらないのですが、それがどうしてなかなか実山椒が売られていません。 探し歩いてようやくデパートの地下食品売り場でみつけました。
無い場合は実山椒の水煮でも美味しく作れます。
※何でも年中出回っている現代ですが、実山椒だけは時期にしかありません。
丸元淑生さんの「システム料理学」に触発されて、ちりめんじゃこだけは常備してあります。
今回は宮崎産の上質なちりめんじゃこを使用します。
チリメンジャコを水に放ち、かるくすすいでからザルにあけ、水気をよく切ります。 塩気をとるわけです。
鍋に酒、みりん、醤油をいれて、火にかけます。 かるく沸いてきたら、実山椒を加えます。
山椒の分量は、それこそお好みです。 あまりにも少なすぎるとただの「ちりめんじゃこの佃煮」のようになってしまいますし、多すぎると舌がヒリヒリヒリヒリします。 オイ的にはチリメン山椒の爽快さが好きなので「多すぎ?」と感じるぐらい投入しています。
たとえ実山椒を少なく入れたとしても、その山椒自体をかじれば結構効きますので、それほど爽快感を求めない方は、あらかじめ実山椒を水煮してから使えばよいかと思います。
※薄口醤油を使えば市販品のように淡く、美しい色に仕上がりますが、今回好みにより濃口醤油で作っちゃいました。
しばらくしてからすすいだチリメンジャコを加え、煮ます。 分量に対して大きめの鍋を使うとまんべんなく煮汁が行き渡ります。
時折かえしながら、弱火でゆっくりと煮続けます。
煮汁がなくなった頃、鍋からあけます。
トレイに包装紙とか障子紙を引いて、その上に薄く広げます。
※キッチンペーパーだと紙の繊維がつくかもしれません。
表面が乾燥してきた頃紙を替え、軽く混ぜて再び広げ、乾燥させます。
これを2、3日繰り返すと、ほどよく乾燥したチリメン山椒が出来上がります。
干している最中に出来具合のチェックをするためにつまんでみたりしますが、あまりの美味しさに白いご飯を持ってきたくなります。 ですので多めに作るとよいかと思われます。
日持ちとしては冷蔵庫で2週間以上保存している現在も食べることができます。 もっと持ちそうです。
ちりめん山椒を自作するのが面倒くさい場合は、 京都はれまのちりめん山椒(ブログページへリンク)をおすすめします。
Instagramはじめました! ぜひフォローお願い致します。
08/07/16