毎年言いいますけど早いですねー、師走です。
暮れに向け気持ちの高まりと共に、各種イベントの献立を思案する毎日をおくりますが、今年はローストビーフに活躍してもらおうと考えてます。
その理由は、楽に美味しく造る技を思いついたからです。
和牛モモ肉を使います。 塩、胡椒を振りまして、
バターをひいたフライパンで表面に美しい焼き色がつくまで転がしながら焼きます。
焼けたら粗熱をとりまして、ビニール袋に入れ密閉します。
そして事もあろうにこの肉塊を、茹でちゃうんです。
普通ローストビーフは表面を焼いた後、オーブンでじっくり火を入れます。 でもこの焼き加減が結構難しく、 熟練を要す作業になります。 オイもしょっちゅう火を入れすぎて、単なる焼肉にしてしまいます。
なのでウチのローストビーフはまるで牛たたきみたいに「外だけ焼けてて中身はほぼ生」という状態なんですいつもビビって。
でもプロが焼いたローストビーフを切ってみると、断面はピンク色で中心部まで緩やかに半生で火が通っているんですよね。 それを追い求めて生きてきたのです今日まで。
どうして茹でるのを思いついたのかというと、 豚の油煮や鶏の酒蒸し、ハムなんかを作る際等の「温度の妙」に今夢中だからです。
肉はムッチリ、なのにしっかり芯まで火が通る絶妙な温度帯・・・これを少し早めに引き上げると、美しい半生ができるのではなかろうか、と試してみたくなったんです。
そこで65〜80度の湯で30分茹でました。 すると袋には若干の肉汁がたまり、切り分けてみると・・・思惑通りな火の通り具合でした(ページトップ画像)。 冷蔵庫で冷やします。
※肉のサイズによって茹で時間が前後するはずです。
オイは切り分けたのをわさび醤油でつまみますが、子供たちはコッテリめが好きなので、肉汁を鍋に移し、
醤油とバターを合わせて煮詰めてソースとします。 今年のクリスマスはこれを量産する予定です。
Instagramはじめました! ぜひフォローお願い致します。
13/12/10